3番目の特徴は、なんかLUMIXっぽくないこと。
これはLF1に限ったことではなく、2013年型のLUMIXから変更された点。電源スイッチ(ボタン)が従来のスライドスイッチではなく、他社と同じボタンになり、バッテリの充電もUSBを使った方式に変更された。外観も両端が丸くなり、ボディに横線が1本入った。ちょっとソニーのDSC-RX100っぽい。
操作系はDMC-LX7をよりシンプルにした感じ。
レンズ周りにはコントロールリングが装備され、背面のダイヤルと合わせてツインリングのようになっている。コントロールリングの機能はカスタマイズ可能。これは積極的なカスタマイズがお勧め。
たとえば絞り優先AE時、標準設定ではコントロールリングが「絞り値」になる。のだがそのとき背面のダイヤルも「絞り値」なのだ。これはもったいない。たとえばコントロールリングを「ISO感度」にすると、レンズ側のリングはISO感度、背面のリングは絞り値と別の役割を与えられる。自分が使いやすいようにしたい。
背面のボタンのうち、「Fn」ボタンもカスタマイズ可能だ。ここに好きな機能を割り当てていいが、デフォルトでは新機能の「構図ガイド」に割り当てられている。 従来のカメラも画面にグリッド線や十字線を表示して構図の助けにする「グリッド表示」機能を持っていたが、LF1はそれをさらに進めて、目的別の「構図ガイド」に仕上げてきた。
黄金分割、黄金分割+被写体(黄金分割の上に被写体をここに置くといいよ、っていう枠も表示される)、奥行きを出すS字、対角線、放射線など解説付きで8種類(左右それぞれのバリエーションを含むともっと)用意されている。
上手な写真を撮りたいというときの参考としてはすごく便利。
今までのデジカメはシーンに応じたセッティングを強化してきて、「シーン自動認識」にまで達したが、次は「構図」というわけだ。
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