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» 2013年07月05日 00時10分 公開

望遠に強い“ちょっといいカメラ” 「DMC-LF1」(3/5 ページ)

[荻窪圭,ITmedia]

Wi-FiとNFCでスマート家電

 パナソニックのデジカメであるからもちろんWi-FiとNFCを搭載。このサイズによく収めたなあというくらい、その辺はきっちり押さえてきた。この「スマート家電」式は、デジカメとスマホのデータのやりとりはWi-Fiで行うけれども、「Wi-Fiの設定」情報をNFCで送信することで、スマホからデジカメへの接続を自動的に行う。

photo NFCのマーク(Felicaでも可)を合わせることで自動的にWi-Fi設定を転送できる。これは簡単

 スマホ側で専用アプリ(Panasonic Image App)を起動して、スマホとカメラのNFCアイコンを合わせて(触れさせて)転送すればいい。ただし、NFCを持たないiPhoneや一部のAndroid機では使えない。従来通り、画面に表示されたパスワードを打ち込んで手動でつなぐ必要がある。

 Wi-Fiで行えるのは、リモート撮影と画像転送。また、アプリ側でGPSログを撮っておけば、その位置情報をカメラ内の写真に転送して写真にジオタグをつけることができる。リモコンに転送、それに連携と、役立つ3大機能はしっかり網羅している。

photo Wi-Fiでリモート撮影中の画面。けっこう細かくカメラのセッティングができるのはよい
photo カメラ内の画像をスマホで閲覧中
photo 位置情報記録をオンにすると、スマホ側でGPSログをとり、あとから位置情報をカメラに転送できる。外付けGPSロガーみたいなもの

 パナソニックの場合はさらに、リモート撮影時に細かいコントロールが可能なのが特徴で、ズーミング、撮影モード変更、ISO感度や露出補正など様々な調整が可能だ。これは便利。

photo リモート撮影中。こんな風にモニタリングしながら撮れる。カメラで青く光っているのはWi-Fiのインジケータ
photo リモート撮影で撮った1枚

 もうひとつ、家庭や屋外のWi-Fiスポットなどすでに無線LAN環境下にある場合は、そのアクセスポイントを経由した接続が可能なのもうれしいところだ。


 LF1は一見すると「廉価版のハイエンド機」のように思えるけれど、それなりにいろいろ手を打ってて、普及型コンデジでは物足りないけどちょっといいカメラが欲しいという人にはすごく魅力的に仕上がってる。何より、従来のコンパクトハイエンドより望遠に強いのがいい。

 細かい画質の良さとかレンズの明るさ、あるいは操作系にコダワリたい人には物足りないが(そんな人にはDMC-LX7といういいカメラがあるし)、普及型コンデジよりワンランク上の画質で、普及型コンデジのように広角も望遠も気楽に撮れるカメラが欲しい人にはイチオシ。ただしEVFに過度な期待をしないこと。このサイズでこの価格でEVFがついているのをまず評価ということで。

 でも将来、ハイエンドコンパクトの半分はEVFが搭載されるようになると思っております。老眼人口は増える一方ですしね。

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