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キヤノン、400ミリDOレンズ、標準ズーム、EF-S 24ミリパンケーキを発表

» 2014年09月16日 16時15分 公開
[園部修,ITmedia]

 キヤノンが9月16日、EFレンズおよびEF-Sレンズのラインアップに新たな製品を発表した。高画質ながら小型・軽量な望遠レンズ「EF400mm F4 DO IS II USM」、手ごろな価格の標準ズーム「EF24-105mm F3.5-5.6 IS STM」、約38ミリ相当のパンケーキレンズ「EF-S24mm F2.8 STM」を追加する。

EF400mm F4 DO IS II USM

EF400mm F4 DO IS II USM EF400mm F4 DO IS II USM

 EF400mm F4 DO IS II USMは、蛍石を上回る色収差補正効果と非球面レンズの性質を合わせ持ち、レンズの小型・軽量化がしやすい「DOレンズ」を採用した望遠レンズ。従来機種の課題だった、高輝度光源に発生するリング状のフレアを約4分の1に低減している。また画面外の光が当たりにくい位置にDOレンズを配置するなど設計を見直し、逆光フレアの発生も低減している。手ブレ補正効果は、シャッター速度換算で4段分。スポーツなどの流し撮りに最適な「ISモード2」に加え、不規則な動きの動体撮影時に適した「ISモード3」を搭載するのも特徴だ。防塵・防滴構造に加え、油や水滴が付着しにくいフッ素コーティングも前後面のレンズに施している。価格は89万9000円(税別)で、11月下旬発売予定。

EF24-105mm F3.5-5.6 IS STM

EF24-105mm F3.5-5.6 IS STM EF24-105mm F3.5-5.6 IS STM

 プロ向けの「Lレンズ」、「EF24-105mm F4L IS USM」と同じ画角のズームレンズだが、重さは約525グラムと約2割軽量で、画質は高いというコストパフォーマンスの高いレンズがEF24-105mm F3.5-5.6 IS STMだ。小型・軽量のEOS 6Dなどと組み合わせて利用することを想定している。シャッター速度換算で4段分の手ブレ補正機構を搭載しており、暗いシーンでも手持ちで撮影をしやすい。価格は7万円(税別)、12月下旬発売予定。

EF-S24mm F2.8 STM

EF-S24mm F2.8 STM EF-S24mm F2.8 STM

 100円玉の直径とほぼ同じ、全長22.8ミリのコンパクトなパンケーキレンズ。焦点距離イメージは35ミリ換算で約38ミリ相当と、EF-Sシステム向けの40ミリパンケーキレンズ「EF40mm F2.8 STM」のような位置付けのレンズだ。重さは約125グラムで、EF-Sレンズ最小・最軽量モデルとなっている。EOS Kiss X7とセットにすると、500グラムを切る軽量なシステムが作れる。11月下旬発売予定で、価格は2万3000円(税別)。

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