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ソニーがフルサイズ対応のEマウント用標準ズームレンズを発表

» 2014年09月17日 22時31分 公開
[園部修,ITmedia]

 ソニーが9月17日、レンズ交換式デジタル一眼カメラ「α」シリーズ向けの、35ミリフルサイズのEマウントに対応した「FEレンズ」を発表した。「Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS」(SEL1635Z)と「FE PZ 28-135mm F4 G OSS」(SELP28135G)の2本で、発売はSEL1635Lが11月7日、SELP28135Gが12月下旬。価格はSEL1635Lが15万8000円(税別)、SELP28135Gが30万円(税別)。

Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS(SEL1635Z) 「Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS」(SEL1635Z)

 Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSSは、短いフランジバックを生かして小型軽量なボディを実現したZeiss広角ズームレンズ。型番にもあるとおりT*コーティングにより、フレアやゴーストを抑えている。フォーカスレンズの制御にはリニアモーターを用いており、静止画・動画それぞれに応じて静粛ながらも高い応答性でピント合わせを行う。広角レンズながら光学式手ブレ補正機構も搭載しており、幅広いシーンで活用できる。発売済みの「Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS」(SEL2470Z)、「FE 70-200mm F4 G OSS」(SEL70200G)と組み合わせると、16ミリから200ミリまで、ズーム全域で開放F値4でカバーできる。最大径は78ミリ、長さは98ミリ。重さは518グラム。

FE PZ 28-135mm F4 G OSS(SELP28135G) FE PZ 28-135mm F4 G OSS」(SELP28135G)

 FE PZ 28-135mm F4 G OSSは、動画撮影に最適な操作性と光学性能を追求した電動ズームレンズ。新開発のSSM(Super Sonicwave Motor)を用いた電動ズーム機構を備える。αレンズとして初めて「ズーム」「フォーカス」「絞り」の3つの操作リングを搭載した。ズームリングは、低速から高速まで幅広い速度でズームを制御可能。回転方向の反転にも対応する。フォーカスリングは、瞬時にAFとMFの切り換えができる独自のスライド機構を採用している。MF時には撮影に応じた2種類の回転モードが選べる。絞りリングは、静止画・動画それぞれの用途に最適化しており、動画撮影中には操作音を気にすることなくシームレスな絞り値の変更ができる。最大径は105ミリ、長さは162.5ミリ。重さは三脚座をのぞいて1215グラム。

 なお、ソニーはVario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS(SEL1635Z)の先行展示を、銀座・ソニーショールームとソニーストア大阪、ソニーストア名古屋で9月18日から開催する。

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