手元に届いた「GALAPAGOS」を開封したついに到着!!(1/2 ページ)

店頭では販売されないeBookリーダー「GALAPAGOS」。シャープの直販サイトから実際に購入し、製品登録するまでを見て行こう。

» 2010年12月13日 14時00分 公開
[田中宏昌,ITmedia]

ついに発売日を迎えた「GALAPAGOS」

 シャープが2010年7月にeBookリーダー「GALAPAGOS」を発表して以来、約5カ月が経過したが、ついにその実機が発売された。昨今の製品では珍しく店頭での実機販売を行わず、同社の直販サイト「シャープメディアタブレットストア」で申し込むか、販売店店頭にある「メディアタブレット購入申込書」に必要事項を記入して郵送するという直販体制が取られたGALAPAGOS。12月3日に予約販売が開始され(詳細は「シャープの「GALAPAGOS」を実際に買ってみた」を参照)、12月10日に発売されたわけだが、どのような形でユーザーの手元に届くのか。ここでは、筆者の場合を一例として取り上げた。購入の際の参考にしてほしい。


12月10日発売だが、発送日は!?

ようやく手元に届いた「GALAPAGOS」

 以前の記事(「シャープの「GALAPAGOS」を実際に買ってみた」)にある通り、12月3日の午前9時45分ごろに5.5型のGALAPAGOS(シルバー系)を予約した筆者だが、果たして発売日の12月10日に届くのであろうか?

 12月3日の注文時は、配送業者や到着時間の指定が一切できなかったので、10日の到着はあまり期待していなかった。ただ、ソニーの「Reader」が12月9日に店頭販売されていたり、12月8日は手元に届いたという知らせがあったりと、フライング気味だったため、ひょっとしたらGALAPAGOSも……という淡い思いがなかったわけではなかった。現金の代引きを選択したので、4万円を握りしめて玄関に立ち尽くしていた、というわけではないが、商品発送のメールが送られてきたのは12月10日の17時30分過ぎであった……。

 10日発送という事実に軽いショックを受けつつ、ふて寝した翌朝9時ごろに宅急便が届いた。今回の場合、業者はヤマト運輸で、時間指定はされていなかった。シャープが今後もGALAPAGOSの直接販売を続けるのであれば、宅配業者や日時の指定を行えるほうがありがたい。

有料でコンシェルジュサービスも提供

 そんなこんなで届いたGALAPAGOSだが、外箱のサイズは195(幅)×268(奥行き)×73(厚さ)ミリの段ボールで、化粧箱のサイズは 170(幅)×235(奥行き)×50(厚さ)ミリとコンパクトだ。化粧箱はエアキャップで包まれており、梱包(こんぽう)もしっかりとしていた。化粧箱の外にはアフターサービスガイドや「かんたん初期設定ガイド」、無線LANの設定などを訪問サービスで行う「メディアタブレット訪問コンシェルジュ」の案内が付属していた。

 この訪問コンシェルジュは日本PCサービスが提供するもので、都心なら最短60分(1日限定数)、全国主要都市なら約2時間、その他の地域でも即日に駆けつけてくれるサービス。無線LANを使ったインターネットの接続と基本操作の説明を行ってくれる「無線LAN初めてパック」は訪問基本料込みで1万8900円となっている。その他も、インターネットトラブルの解決(6300円)、PC連携ソフトインストール(4200円)、原因究明(30分で3150円)といったサービスもあり、訪問基本料の5250円(離島などの一部地域を除く)に加えて精算する仕組みだ。申し込みはWebページで行う。無線LAN回りの設定に不安を覚えるのであれば、このサービスを活用するのもアリだろう。

段ボールも専用箱で、中身はエアキャップでしっかりと包まれていた
化粧箱にあるGALAPAGOSのロゴは銀色の箔(はく)押しがなされている
付属していた書類一式。保証書の発行日は12月10日になっていた

GALAPAGOSの化粧箱。シルバーとレッドによって箱の写真が異なっているのは芸が細かい
フタを取ったところ。至ってシンプルだ
本体の下にACアダプタとUSBケーブル、マニュアルや付属の8GバイトmicroSDカードがある

無線LANの設定と本体登録

 続いては、GALAPAGOS本体を無線LANに接続してから端末の登録作業を行う。前述した通り、無線LAN接続については「かんたん初期設定ガイド」を見れば、PC初心者でない限り接続が困難という事態はないはずだ。

 無線LANはIEEE802.11b/gに対応し、暗号化はWEPとWPA、WPA2 PSKをサポートしている。AOSSやWPSにも対応しているので、手持ちのルータがサポートしていれば接続作業も簡単に行えるだろう。

 無線LANの接続が無事に終われば、次は端末の登録作業に移る。パッケージに付属した「ユーザーID・パスワード連絡書」を参照しながら、ユーザーIDとパスワードを入力しよう。ユーザーIDはメーカーの決め打ちで変更できないが、メールアドレスやニックネーム、パスワードはストアの「アカウント」にある「基本情報」で設定を変更可能だ。

 現状のGALAPAGOSでは、ユーザーIDに基づいてコンテンツのDRM処理がなされるため、 microSDカードに保存したコンテンツをほかのGALAPAGOSに差し替えて閲覧できない。つまり、自宅の10.8型GALAPAGOSのコンテンツを、もう1台購入した5.5型のGALAPAGOSに移して読むことができないのだ。このあたりの仕様はいかんともしがたく、ユーザーの利便性を考えると、今後の改善を期待したい部分である。

電源を投入するとガラパゴス諸島のような写真とともに、端末登録を促される
まずは無線LANの接続を行う。AOSSやWPSに対応しており、ステルス設定は手動で処理する
GALAPAGOSはIEEE802.11b/gをサポートしており、暗号化はWEPとWPA、WPA2 PSKに対応する

次のページでは、端末登録やカード情報の登録などをチェックしよう。

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