端末の登録作業は、無線LANに接続した状態で行う。前ページで触れた通りユーザーIDは変えられず、「ユーザーID・パスワード連絡書」に書かれたパスワードを入力すると、認証が開始される。ニックネームやパスワードは、認証後に必ず変更しておきたい。
以上の作業を経ることで、ようやく本機でeBookストア「TSUTAYA GALAPAGOS」にアクセスしてコンテンツを購入したり、自炊したデータを読めるようになる。
本体やmicroSDカードにはサンプルのコンテンツが一切付属していないが、TSUTAYA GALAPAGOSに用意された新聞は試し読みができ、雑誌も10冊以上が無料で購入できるので、まずはこれらをダウンロードして本機の操作に慣れたり、楽しんだりするといいだろう。ただ、書籍についてはコンテンツ価格が無料であってもクレジットカード情報の入力が必須になる。雑誌を1冊購入するたびにパスワードを入れる必要があったのに対して、書籍ではカートにためてから一括購入できるので、手間がかからないのはうれしい。もちろん、購入したコンテンツはオフラインでも閲覧が可能だ。
原稿執筆時にガラパゴスストアのコンテンツ数を確認したところ、定期購読ができる新聞が3紙、雑誌が101誌、そして書籍が2万3305冊となっており、事前に告知していた約2万4000冊に迫っていた。ライバルのソニーが、オープン時に当初予定していた2万冊を大きく割り込む1万点ほどしか用意できなかったことを考えると、まずは順調な船出と言える。もっとも、コンテンツの絶対数はまだまだ足りず、ソニーも直近で大量のコンテンツ追加を行うだろう。
eBook USERでは、引き続き両社の取り組みを見ていく予定だ。
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