ftype――ファイルタイプを定義し、openコマンドで使用するアプリケーションを指定スーパーユーザーのためのWindowsコマンド再入門

GUI全盛の時代にあっても、コマンドラインが利用できれば便利な場面が多いのも事実だ。本連載では、スーパーユーザーを目指すあなたのためにWindowsのコマンドラインを1つずつ解説していく。今回はftypeだ。

» 2008年10月03日 08時00分 公開
[嶋川裕馬,ITmedia]

assoc――ファイル拡張子に関連づけられたファイルタイプ情報の表示・変更

UNIX/Linuxでは「(/usr/share/mime-info/*.keys)」

assocコマンドで利用されるファイルタイプに、起動するアプリケーションを定義するのがftypeコマンド。ftypeコマンドでファイルタイプにアプリケーションを定義すると、音楽ファイルや文書ファイルなど該当のデータファイルをダブルクリックしたときに、そのアプリケーションが起動され、データファイルも開かれる。

オプション 使用例 詳細
指定なし ftype 定義されているファイルタイプすべてを表示
ファイルタイプ名 ftype txtfile 指定したファイルタイプ情報を表示。使用例では、txtfileというファイルタイプに指定されたアプリケーションパス情報が表示される。標準では、「txtfile=%SystemRoot%\system32\NOTEPAD.EXE %1」と指定されており、メモ帳(NOTEPAD.EXE)が指定されていることが分かる
拡張子名= ftype txtfile= 指定したファイルタイプに関連づけられたアプリケーション情報を消去する。使用例では、txtfileに関連づけられた情報を消去している
拡張子名=アプリケーション名 引数 ftype txtfile="%ProgramFiles%\Windows NT\Accessories\WORDPAD.EXE" "%1" 指定したファイルタイプのアプリケーション情報を定義する。使用例では、txtfileというファイルタイプにワードパッド(WORDPAD.EXE)を指定している。第1引数の「%1」はオープンするファイルの指定となる

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