アメイジングワールド、入場者認証をSaaSで構築 入場時間を3分の1にカラーバーコードを活用

子ども向けアミューズメント施設「アメイジングワールド」は、2009年1月にカラーバーコードを使った入場者認証システムを稼働させる。バーコードを使った入場システムに比べ、入場時間を大幅に減らせる。

» 2008年12月09日 15時00分 公開
[ITmedia]
「アメイジングワールド」での認証イメージ 「アメイジングワールド」での認証イメージ(出典:富士通)

 アミューズメント施設を展開するAMAZINGは、同社の子ども向け施設「アメイジングワールド」全4店舗に、カラーバーコードを活用した認証サービスおよび顧客管理サービスを採用し、2009年1月に稼働を開始する。PC導入程度の設備投資でアミューズメント施設の入場者を認証できるという。

 同サービスは、8色の二次元の色配列で認証を行うカラーバーコードを活用し、入場システムや在庫管理システムと連携させたもの。入場者は、入場券などに印字されたカラーコードを専用の認証端末にかざすだけで入場できる。

 アメイジングワールドではこれまで、バーコードを使った会員認証を行っていた。同入場者認証システムの採用により、入場時間を以前の約3分の1に短縮できるという。顧客管理システムやPOS(販売時点管理システム)とも連携でき、顧客の分析やダイレクトメールの発送などにも活用できる。


カメレオンコード 「カメレオンコード」のイメージ

 カラーバーコードには、アプリケーション開発のシフトが提供する「カメレオンコード」を使う。画像全体の0.15%の大きさにカメレオンコードが含まれていれば読み取りができ、数メートル離れた位置からも認証が可能という特徴を持つ。

 シフトは、同サービスのノウハウを活用し、カラーバーコードを使った認証/顧客管理サービス「SaaSアプリケーションサービス」を、12月9日より提供する。SaaS(サービスとしてのソフトウェア)として提供するため、導入企業は施設ごとにシステムを構築せずに、サービスを利用できる。

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