HP、IT管理自動化スイート「BSA」の仮想化機能を強化MS、VMware、Citrixをサポート

VMwareのハイパーバイザーやゲストOSに自動的にストレージを配備できるようになったほか、VMware、Citrix、Microsoftの仮想化技術を管理できるようになった。

» 2009年04月09日 13時14分 公開
[ITmedia]

 米Hewlett-Packard(HP)は4月8日、データセンターの運用プロセスを自動化するアプリケーションスイート「Business Service Automation(BSA)」の拡張を発表した。コアになる2つのアプリケーションをバージョンアップし、新たにオンラインサービス「HP BSA Essentials」を追加した。

 BSAは、仮想データセンターなど企業ITの運用や作業プロセスの自動化と管理、クライアント管理などを実現するソリューション。

 今回の強化により、ストレージ管理ソフト「HP Storage Essentials」でVMwareのホストをマッピングできるようになり、VMwareのハイパーバイザーやゲストOSに自動的にストレージを配備できるようになった。HPによると、HP Storage Essentialsを利用することで、プロビジョニングに要する時間を最大90%削減できるという。

 異機種が混在するデータセンターでの運用を自動化するアプリケーション「HP Operations Orchestration」では、サービスを維持した状態でのサーバやストレージの配備や入れ替えが可能になり、VMwareのVirtual Infrastructure、CitrixのXenServer、MicrosoftのHyperVなどが管理できるようになった。

 新たに追加されたHP BSA Essentialsは、サブスクリプションサービスとオンラインコミュニティーで構成されている。サブスクリプションサービスではセキュリティやコンプライアンスに関する情報を提供し、コミュニティーではベストプラクティスやTIPSの共有を目指すという。

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