IDC Japanによると、2008年の国内ストレージサービス市場の売り上げは2027億2100万円だった。2013年までの年平均成長率は3.8%になる見通しだ。
調査会社のIDC Japanは7月15日、国内におけるストレージサービス市場の動向を発表した。2008年の同市場の売り上げは2027億2100万円(前年比1.8%増)だった。2008年から2013年までの年平均成長率は3.8%になると予測している。
同市場は2007年まで順調に売り上げを拡大していたが、2008年は経済悪化の影響を受け、売り上げの成長率は2007年以前に記録していた7.0%から大幅に減速した。大規模なストレージ統合案件においてプロジェクトの延期や凍結が起こったことがその要因。プラス成長を保てたのは、システムの更改を延期し、保守サービス契約を延長するユーザー企業が多かったから。
ストレージサービスの需要が回復するのは2011年になる見通し。現在、仮想化技術によるサーバ統合が運用コストの削減に効果を上げていることから、今後はITインフラの効率化を目指したストレージの再構築案件が増えてくるとIDCは予測する。
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