日本生命、1万8000人が使う勤怠システムを刷新

日本生命保険は、1万8000人が利用する勤怠管理システムを刷新した。カスタマイズしやすい点や勤怠管理システムを熟知しているシステムエンジニアの力量を評価し、日立システムアンドサービスが提供するシステムを選んだ。

» 2009年10月19日 18時47分 公開
[ITmedia]

 日本生命保険は、1万8000人が利用する勤怠管理システムを刷新した。日立システムアンドサービスの勤怠管理システム「リシテアJob」を採用。カスタマイズしやすい点や勤怠管理システムを熟知しているシステムエンジニアの力量を評価し、同システムを選んだ。日立システムが10月19日に発表した。

 稼働した新システムは、リシテアJobに独自のカスタマイズを施したもの。正社員や契約社員などの雇用体系、フレックスタイムや短時間勤務といった勤務形態ごとに勤怠のデータを入力できるシステムに仕上げた。入力した時間や休暇の日数が自動で計算できるようになったため、人手による確認作業が不要になった。記入していた紙の帳票は月当たり1万5000枚削減できるとしている。

 日本生命では、営業支援システムで営業担当の勤怠を管理していたが、内勤や管理職の勤怠情報は、紙の帳票を使った手作業による管理を続けていた。給与システムに勤怠のデータの受け渡しを行うために、勤怠管理システムの導入を検討していた。

 自社開発のシステムやERPの導入も考えたが、コスト面などで折り合いがつかなかった。勤怠管理に特化したパッケージ製品を比較し、(1)システムエンジニアが勤怠管理システムを熟知していた点、(2)使いやすい画面を持ち、雇用や勤務形態に合わせてカスタマイズが可能、(3)導入実績が豊富――という3点から、リシテアJobの採用を決めた。

 日本生命の人事部 勤労グループの原田次朗課長補佐は「担当となったシステムエンジニアチームの力量でリシテアJobを採用した。勤怠管理システムを熟知しており、日本生命が求める意図システムに反映してもらえると思った」とコメントしている。

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