初代iPhoneの販売台数が100万台を突破した74日目に、Nexus Oneはその7分の1以下しか売れていない。一方、人気Android端末「DROID」は105万台だった。
米モバイル市場調査会社Flurryによると、Googleが自社ブランドで発売したAndroid搭載スマートフォン「Nexus One」の発売から74日後の累計販売台数は13万5000台で、同じ日数で販売台数100万台を突破した米Appleの初代iPhoneに大きく後れを取っている。同社は3月16日、発売74日後のiPhone、米MotorolaのDROID、Nexus Oneの販売台数比較を発表した。それぞれの発売日は、初代iPhoneが2007年6月29日、DROIDが2009年11月5日、Nexus Oneが2010年1月5日。
グラフから明らかなように、Android搭載端末として現在最も売れているDROIDが105万台と初代iPhoneを上回った一方、Nexus Oneはほかの2機種の7分の1以下だ。
DROIDがiPhoneを上回っている理由についてFlurryは、DROIDはスマートフォンが普及してからの発売であること、iPhoneのキャリアAT&Tより加入者数が多い(発売時点での比較)Verizonから発売したこと、Verizonが1億ドルのキャンペーンを行ったこと、ホリデーシーズン前の発売だったことを挙げている。
Flurryは1万本以上のモバイルアプリの利用状況を測定しており、総計で市場に出ているiPhoneおよびAndroid携帯の80%で稼働するアプリを追跡しているという。同社が発表する新機種販売台数は、この追跡データに基づいて見積もられている。
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