国内PC市場を筐体別に分析すると、数量ベースではNetbook/MIDによる市場規模の拡大が顕著である(図4)。2008年のPC市場の規模は6.3%であるのに対し、2009年は15.2%、2013年は17.9%まで達する見通しだ。
金額ベースでは、市場規模は僅少にとどまっている(図5)。2008年が2.4%だった市場規模は、2013年には5.8%となるが、大幅な成長は見込めない。2012年にはマイナス成長に転じる見通しだ。価格競争の激化で製品単価の下落が著しく、参入ベンダーの収益を悪化させるため、金額ベースでは有望な市場とは言い難い。今後は、収益単価の高いサブノート市場を見据えた製品展開が推測される。
表示モニター、サイネージ、電子黒板――業務用ディスプレイ市場の今
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