Appleの1〜3月期決算は2けたの増収増益。iPhoneの販売台数は過去最高だった前期よりさらに多い875万台だった。
米Appleが4月20日に発表した第2四半期(1〜3月期)決算は、売上高が前年同期比49%増の134億9900万ドル、純利益は同90%増の30億7400万ドル(1株当たり3.33ドル)と、同社が前期に発表した見通し(売上高が110億〜114億ドル、利益が1株当たり2.06〜2.18ドル)およびThomson Reutersがまとめたアナリスト予測(売上高が120億ドル、利益が1株当たり2.45ドル)を大きく上回った。同社第2四半期としては過去最高の売上高、純利益となった。
粗利率も41.7%と前年同期の39.9%を上回った。
iPhoneの販売台数は前年同期の2.3倍の875万台で、過去最高だった前期の870万台の記録を塗り替えた。iPodの販売台数は1%減の1089万台、Macは33%増の294万台だった。iPadの販売台数は発表しなかった。iTunes Storeでの売り上げは、音楽、ビデオ、アプリを合わせて11億ドル。アプリは18万5000本登録されており、累計で40億以上がダウンロードされた。
スティーブ・ジョブズCEOは「革新的なiPadはユーザーに愛されている。われわれは年内に、iPad以外の素晴らしい製品を幾つか発売する予定だ」と語った。
4〜6月期の見通しについては、売上高を約130億〜134億ドル、1株当たり純利益を2.28ドル〜2.39ドル程度とみている。
予想を上回る好決算を受け、同社の株価は時間外取引で1時7%を超える上昇をみせた。
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