Cisco決算、増収減益

Ciscoの11〜1月期決算は、売上高は前年同期比6%増だったが、純利益は17.9%減となった。

» 2011年02月10日 17時12分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Cisco Systemsは2月9日(現地時間)、2011年第2四半期(2010年11月〜2011年1月期)の決算を発表した。売上高は前年同期比6%増の104億700万ドルだったが、純利益は同17.9%減の15億2100万ドル(1株当たり27セント)となった。売上高はThomson Reutersがまとめたアナリスト予測の102億ドルを上回った。同社は増収増益だった第1四半期の業績発表の際、公営企業などからの受注減によるペースダウンを予告していた。研究開発費が前期比19%、販売マーケティング費が15%増加し、利益を圧迫した。

 ジョン・チェンバーズ会長兼CEOは、「同四半期の業績は予測通りのものだった。われわれは現在、戦略的に新しい市場に進出し、変革の過渡期にある。これまでも当社はこうした変化を乗り越え、市場での地位を築いてきた」と語った。

 同社はルータやスイッチなどの利益率の低いネットワーク製品から、データセンター事業やコラボレーションサービス、クラウドコンピューティングといった領域に事業を拡大している。

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