DR対策への投資が増加基調に――IDCが震災前に調査

IDC Japanが東日本大震災前に実施したデータ保護や災害復旧(DR)対策などに関する調査では、投資を「増やす」とする企業の回答が「減らす」を上回った。

» 2011年04月20日 16時48分 公開
[國谷武史,ITmedia]

 IDC Japanは4月20日、国内企業のデータ保護/災害復旧(DR)対策の分析およびクラウドサービスへの移行に関する調査結果を発表した。調査は東日本大震災前に2010年12月に実施したもの。

 DR対策への投資の増減について2009〜2010年および2010〜2011年を比較した結果、「増加」(24%)の回答が「減少」(11%)を大きく上回った。東日本大震災の発生により、今後は既存のDR対策を見直す動きが需要として加わる見込みだとIDCでは分析している。

 またデータ保護に関して、バックアップ運用をオンラインサービスに切り替える傾向はあまり見られなかった。だが、オンラインバックアップサービスを自社向けにカスタマイズしてほしいと回答が目立ち、潜在的なニーズは高いとしている。

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