東北大と日本IBM、巨大地震や津波の対策研究で連携へ

巨大地震や津波のリスク評価、減災技術に関連する研究領域で幅広く連携する。

» 2011年11月22日 12時36分 公開
[ITmedia]

 東北大学と日本IBMは11月22日、巨大地震や津波のリスク評価・減災技術に関連する研究領域で幅広く連携することに合意し、協定を締結したと発表した。巨大地震や津波のリスク評価および減災技術に関して、(1)調査・観測・研究・技術開発、(2)研究のための施策、(3)人材育成、(4)その他必要と認められる事項――など連携や協力を実施していく。

 両機関は震災後に、被災地での津波解析シミュレーションや震災アーカイブなどの整備に関して、共同研究などの連携・協力を推進しており、仙台市の協力を受けて津波シミュレーション(浸水域予測など)の成果を公開している。

 今後は日本IBMの持つコンピューター技術などと東北大学が蓄積してきたデータや研究成果を連携させ、災害科学分野の教育・研究の推進を目指す。研究成果やデータは逐次公開するとしている。

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