キヤノンMJ ITグループ、8社の拠点統合でユニファイドコミュニケーションを導入導入事例

キヤノンMJアイティグループホールディングスとグループ8社が、都内へ拠点集約に伴ってシスコ製品をベースにしたユニファイドコミュニケーションシステムを構築した。

» 2012年02月07日 13時31分 公開
[ITmedia]

 キヤノンITソリューションズとネットワンシステムズは2月7日、キヤノンMJアイティグループホールディングスおよびグループ8社の拠点統合に伴って、ユニファイドコミュニケーションシステムによる音声ネットワークを構築したと発表した。

 キヤノンMJアイティグループホールディングスは、関東地方にあった11カ所のグループ各社の拠点を都内3カ所に統合。約4000人のグループ社員が利用する音声のコミュニケーション基盤を、シスコシステムズのサーバ「Cisco Unified Computing System」、ユニファイドコミュニケーションシステムの「Cisco Unified Communication」、ヴイエムウェアの「VMware ESXi」などで構築。キヤノンITソリューションズがグループ各社の要件の集約やプロジェクト管理、ネットワンシステムズが設計や構築作業を担当した。

 従来の音声ネットワークはグループ各社が個別に運用管理していた。ユニファイドコミュニケーションへの移行で物理配線の削減やサーバの一元管理化よる運用コストの削減を実現した。特にサーバは、当初想定の3分の1の台数で済んだという。

 キヤノンITソリューションズは、今回の自社グループでのノウハウを活用して他社向けにユニファイドコミュニケーションの導入支援ビジネスを展開する。2017年度に同事業で100億円の売上を目指すとしている。

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