MUIT、勤怠管理のクラウド化でサーバ16台を廃止導入事例

三菱UFJフィナンシャル・グループ各社向けの勤怠管理システムをクラウドサービスに移行した。

» 2012年07月13日 13時46分 公開
[ITmedia]

 三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)の企業向けに勤怠管理システムを提供する三菱UFJインフォメーションテクノロジー(MUIT)が、システムの運用基盤をオンプレミスから日立ソリューションズのクラウドサービス「SecureOnine」に移行した。日立ソリューションズが7月13日に発表した。

 三菱UFJインフォメーションテクノロジーは、日立ソリューションズの就業管理システム「リテシア Job」を自社で運用し、MUFG各社にASPサービスとして展開していた。だが、人材の流動化でユーザー数の大幅な増減への対応が困難化していたことや、メンテナンス担当ベンダーが複数存在することによる管理の複雑化、セキュリティやシステムの増強における投資コストの増加といった課題を抱えていたという。このため、運用基盤をSecureOnineに移行することにした。

 SecureOnineの移行は2011年12月に実施。これに伴って自社のサーバ16台を全廃した。クラウド化により、ユーザー数の変化に柔軟に対応できるようになったほか、メンテナンス担当ベンダーを日立ソリューションズに一元化している。また5〜6年周期で訪れる機器更改も不要になるため、三菱UFJインフォメーションテクノロジーでは大幅なコスト削減効果を達成したとしている。

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