NTTネオメイト、全従業員6000台のPC環境を仮想デスクトップに導入事例

「VMware Horizon View」を導入して仮想デスクトップ環境を構築し、クライアント環境のパフォーマンスの高速化やストレージコストの削減、運用管理の効率化を実現した。

» 2013年04月22日 16時09分 公開
[ITmedia]

 西日本エリアの情報通信インフラの構築から運用・保守、アプリケーション・クラウドサービスを提供するNTTネオメイトは、全従業員が使用する6000台のPC環境を「VMware Horizon View」による仮想デスクトップに切り替えた。ヴイエムウェアが4月22日に発表した。

 NTTネオメイトは、これまで他社製の仮想デスクトップソリューションを採用していたが、エンドユーザー使用環境のパフォーマンス低下や不安定なセッション接続などにより、ユーザーの業務生産性低下の課題を抱えていたという。また、削減されない運用管理負荷への改善も課題だった。同社はこれらの課題を解決するソリューションを新たに検討し、VMware Horizon Viewの高いユーザービリティと安定性、「VMware vSphere」とHorizon Viewとの親和性、そしてヴイエムウェアのサポート体制などを評価し、今回の導入を決定したという。

 NTTネオメイトは今回の導入により、Horizon Viewのストレージアクセラレータ機能によるストレージへの負荷を大幅削減とクライアント環境のパフォーマンスの高速化、アンチウイルス実行時のパフォーマンス劣化が回避しセキュリティを維持しながら、仮想デスクトップのパフォーマンスの向上と安定化、単一コンソールによるシンプルな運用管理、ベストプラクティスに基づく最適化された仮想デスクトップ環境の設計・構築を実現したとしている。

 今後は大規模なHorizon View導入で蓄積したノウハウの活用やVMware資格者の育成を通じ、一般企業向けに「AQStage 仮想デスクトップサービス」を提供する予定。また、Horizon Viewのユーザー企業としても、従業員のワークスタイル変革など、最新技術を活用した新しい取り組みを推進していくという。

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