ドワンゴ、niconicoのネットワークに100ギガビットイーサを採用導入事例

データ配信容量の増加に応じて10ギガビットイーサネットサービスを増設してきたが、より広帯域なネットワークを整備すべく100ギガビットイーサを導入した。

» 2013年11月18日 15時50分 公開
[ITmedia]

 ドワンゴは、ニコニコ動画やニコニコ生放送などの配信サービスのネットワーク基盤に、NTTコミュニケーションズ(NTT Com)の「スーパーOCN 100ギガビットイーサネットサービス」「Arcstar Universal One 100ギガビットイーサネット専用」を採用し、10月10日から運用を開始した。NTT Comが11月18日に発表した。

 従来、ドワンゴではデータ配信容量が増加するたびに、NTT Comの10ギガビットイーサネットサービスを増設して利用してきました。しかし、提供コンテンツ数が増加し、映像でも高画質化に伴ってデータの通信容量が増加しており、これに対応できる広帯域なネットワークの整備が急務だったという。

 こうしたことから同社は、10ギガビットイーサネットから100ギガビットイーサに切り替えた。10ギガビットイーサを複数回線利用する場合に比べて回線数が減り、設備増設やその運用に伴うコスト削減効果も認められた。イベントなど一時的に通信容量が大幅に増える場合でも、回線や機器を増設することなく対応できるようになった。

 NTT Comによれば、ドワンゴへの100ギガビットイーサネットサービスの提供は国内ISPでは初めて。100ギガビットイーサでも10ギガビットイーサと同様のSLAを保証しているという。

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