オラクルの「Oracle Enterprise Manager」と富士通の「Systemwalker」を導入し、両製品の連携によって基幹システム全体の一元管理を実現したという。
日本オラクルは3月17日、車載機器メーカーの富士通テンがオラクル製品を活用して基幹システム全体の一元的な管理を実現したと発表した。富士通テンは全社共通のERP基盤に「Oracle E-Business Suite」、ERPデータのデータウェアハウス(DWH)基盤に「Oracle Exadata」を採用し、その管理に「Oracle Enterprise Manager」と富士通の「FUJITSU Software Systemwalker」を導入し、一元管理を実現したという。
従来、富士通テンではシステム監視業務に複数の運用管理ツールを使用していた。Enterprise ManagerとSystemwalkerの連携により、システム運用・管理部門における工数や負担が減り、監視業務を単一の仕組みで行えるようになったという。Systemwalkerは統合的な運用管理、Enterprise Managerではオラクル製品の監視および管理に利用されている。
日本オラクルによると、SystemwalkerとEnterprise Managerでの連携は、例えば、データベースやERPなどに発生した障害をEnterprise Managerで検知し、その詳細情報が自動的にSystemwalker Centric Managerへ送られる。この情報にはアラートの重要度やエラーメッセージの内容が含まれ、システム管理者は、障害の詳しい内容をSystemwalker Centric Managerの管理画面から確認できるという。
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