タブレット端末からも利用できるペーパーレス会議システムをグローバルで利用する。
アサヒグループホールディングス(アサヒグループHD)は6月10日、NEC製のペーパーレス役員会議システム「ConforMeeting/e」を役員会議に導入すると発表した。同社役員および国内7社と海外1社の事業会社役員が参加する役員会議などに利用する。
導入するシステムは、ConforMeeting/eと役員会議室の20台のクライアント端末(21インチタッチパネル型ディスプレイ)などで構成される。出席役員による会議資料の閲覧やスタイラスペンを利用したコメントの書き込みと共有、過去の会議資料の参照などを可能にする。各役員は自席や自宅のPC、iPadからも資料を参照できる。
従来の役員会議は、事務局が事前に大量の紙資料を印刷して役員に配布しており、環境負荷や情報漏えいリスク、準備作業の負担などが課題になっていたという。ペーパーレス化によって、年間約4万枚の紙の削減と準備作業の負担軽減などの効果が見込まれ、一部の役員ではテレビ会議システムを利用した会議への参加により、出張費用も削減されたとしている。
会議資料のデータはサーバ上で暗号化され、一元的に管理される。端末では閲覧権限に基づいてデータを参照する仕組みとなる。
アサヒグループHDは今後、中国や東南アジア地区のグループ子会社からも同システムを利用して役員会議に参加できるようにしていくことを検討するという。
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