日新製鋼グループ、4700台のPCをシンクライアント化IT導入・活用事例ニュース

業務システムを4700台のシンクライアントで展開するシステムを構築し、事業継続性とセキュリティ強化、経営スピードへの迅速な対応を目指す。

» 2014年09月24日 20時07分 公開
[ITmedia]

 日新製鋼グループは、業務システムを利用する4700台のPCを「共有サービス方式」によるシンクライアントとして稼働させることを決定した。同社と戦略的アウトソーシング契約を結び、新システムを構築する日本IBMが9月24日、発表した。

 仮想化する業務システムは、生産管理、販売管理、サプライチェーン、人事、会計業務などのシステムで、2015年3月までに全てシンクライアント上で活用することになる。

 今回の新システムの構築によるメリットは、(1)災害など緊急時でのITインフラ確保の強化とそれによる事業継続性の向上、(2)クライアント側には情報を保管しないことによるセキュリティ面での強化、(3)個々のクライアント環境の管理作業簡素化によるITコストの最適化――などが上げられる。

 日新製鋼では今後、タブレットやスマートフォンといったマルチデバイスにも今回の手法を応用していく方針だ。

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