東建コーポレーション、クラウド活用のコミュニケーション基盤を構築

Office 365を活用したコミュニケーション基盤を構築し、合わせて約2600台のタブレット端末を導入している。

» 2015年01月13日 14時43分 公開
[ITmedia]
コミュニケーション基盤を刷新した東建コーポレーション(同社サイトより)

 東建コーポレーションがセキュリティ対策と利便性の両立に配慮した新しいコミュニケーション基盤を構築した。

 新基盤はクラウドサービスのMicrosoft Office 365をベースにしており、メールやスケジュール管理、ファイル共有、インスタントメッセージ、Web会議などのコミュニケーション機能や情報共有機能を提供。既に同社グループの従業員6000人以上が利用している。今回の導入はNECが手掛けた。

 東建コーポレーションではこれまで別のコミュニケーション基盤を活用していたが、セキュリティを重視して社外からアクセスできない仕組みになっていた。また、同社の営業現場では紙媒体中心の文化が根強く残っていたため、業務の効率化が進まず、顧客への提案活動にも迅速さに欠けるという課題があった。こうした課題を克服すべく、営業担当者を中心にタブレット端末約2600台を新たに導入し、これに合わせてコミュニケーション基盤を刷新することになった。

 今回の刷新にあたり東建コーポレーションは今回の刷新にあたり、オンプレミス環境とのファイル共有機能を構築しており、重要なデータについては自社サーバでの保管・共有ができるようにしている。また、採用や異動などの人事情報を新基盤のアクセス権限へ即座に反映する機能も構築。運用管理の効率化やガバナンス強化を実現している。同社では今後、社内SNS機能やBIツールを活用した経営ダッシュボードを、刷新したコミュニケーション基盤に導入することを検討していくという。

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