スマホのカメラでカタログから商品注文、高島屋がアプリ配信

カタログの商品画像をスマートフォンのカメラで読み取ることで、そのまま商品の詳細ページから購入もできるサービスを提供する。

» 2015年01月19日 14時55分 公開
[ITmedia]

 高島屋は1月19日、スマートフォン向けの画像認識アプリ「高島屋カタログスキャン」の配信を始めた。同社がカタログの商品画像をアプリで読み取ることで、商品の発注までができる。

 具体的には、同アプリをインストールスマートフォンをカタログ上の商品画像にかざすと、瞬時に画像認識して、画面上に商品を紹介する高島屋オンラインストアへの誘導文章(商品サイトへのリンク付き)が表示される。利用者は誘導文章をクリックするだけで商品の詳細情報を入手でき、Webサイトから購入も可能。アプリの対応OSはAndroid 2.3以降またはiOS 6.0以降で、Google Play、iTunes App Storeから入手できる。

アプリの利用イメージ

 「高島屋カタログスキャン」は、NECが自社の画像認識技術「GAZIRU(ガジル)」を活用して開発された。GAZIRUは、NECが独自開発した画像認識エンジンを活用したサービスで、スマートフォンなどの端末で撮影した画像とクラウド上や端末内に登録した画像データを照合することで、画面上に物体の名称や詳細情報を表示できる。

 高島屋は、店舗やネットなどさまざまな販売チャネルを融合したオムニチャネル化を推進しており、「高島屋カタログスキャン」もその一環の施策として位置付けている。同社は、商品在庫や顧客情報の一元管理により、店舗とネットの品ぞろえ共通化や相互利用の拡大を目指す。

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