福助、消費者の声を直接収集・分析するソーシャルメディア管理クラウドを導入

ソーシャルメディア管理のクラウド「Oracle Social Cloud」を活用して、インバウンド需要や中国での市場開拓も視野に消費者動向を分析し、製品企画・販売戦略に役立てていく。

» 2017年03月02日 11時00分 公開
[ITmedia]

 靴下・ストッキングなどの製造・販売で知られる福助が、消費者の声を直接収集・分析し、製品企画や販売戦略に役立てる目的で、ソーシャルメディア管理のクラウド「Oracle Social Cloud」を導入した。

 福助は、これまで百貨店やECサイト事業者から得られる消費者動向や、調査機関を利用した市場調査結果から情報を収集・分析してきた。しかし、情報収集などの作業に多くの時間を要することが課題となっており、消費者の嗜好をよりタイムリーに把握する仕組みが求められていたという。

 導入にあたり、Oracle Social Cloudがソーシャルリスニングの高精度な解析エンジンによって関連性のない単語を排除し、キーワードに加えてその前後で頻繁に使われる単語も判別する文脈で情報収集できる点を評価。また自社だけでなく、他社キャンペーンの動向やそれに対する消費者の反応も収集・分析できる点、中国の代表的なソーシャルメディア「Weibo(ウェイボー)」からのデータ収集が可能な点も評価したという。

 同社は、Oracle Social Cloudを活用し、製品比較サイトやソーシャルメディア上の投稿から消費者の反応や生の声を収集・分析し、製品企画や販売戦略に役立てていくという。また他社のキャンペーン動向の把握、中国における消費者動向の調査・分析にも活用していくとしている。

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