北國銀行は、「Microsoft Azure」を基盤にインターネットバンキングサービスを構築する。金融業界におけるデジタルトランスフォーメーションを見据え、セキュリティの強化とともに、顧客サービスの拡充を目指す。
北國銀行は6月14日、日本マイクロソフトの協力のもと、パブリッククラウド「Microsoft Azure」を基盤としたインターネットバンキングサービス「北國クラウドバンキング」を開発すると発表した。2018年夏のサービス開始を目指す。
「北國クラウドバンキング」は、Microsoft Azureと勘定系システムとして利用している日本ユニシスの「BankVision」を連携させて構築する。セキュリティの強化やコスト削減を図りながら、多様化する顧客ニーズに合わせたサービス拡充を迅速に実現する。
北國銀行では、従来の銀行業務における非対面業務比率を拡張し、その分の人材で対面業務による顧客との関係構築に注力することで、マルチチャネルでの顧客接点の質・量ともの拡充を図る考えだ。
システムの設計と構築はFIXERが担当。Microsoft Azureの24時間365日のフルマネージドサービス「cloud.config」で開発を進める。また、日本マイクロソフトはシステム構築に必要な技術支援を行う。
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