ユーシーカード(UCカード)、SBIホールディングス(SBIH)、Orbの3社が、東京・お台場で、顔認証かスタンプ認証でキャッシュレス決済ができる地域通貨「UC台場コイン(仮称)」の実証実験を開始。決済基盤には、ブロックチェーン(分散型台帳技術)が活用されている。
ユーシーカード(UCカード)、SBIホールディングス(SBIH)、Orbは2018年3月6日、ブロックチェーン(分散型台帳技術)を用いた地域通貨「UC台場コイン(仮称)」の実証実験を4月から開始すると発表した。
UC台場コインは、スマートフォンやタブレット端末上で決済、送金、チャージができるプリペイド型の地域通貨。実証実験では、UCカードの社員を対象に、お台場のUCカードオフィス内や近隣施設の飲食店などで、UC台場コインを使ったキャッシュレス決済の仕組みを検証する。
支払いには、専用アプリを使い、「顔認証」(技術提供:グローリー)か、店頭の電子スタンプをスマホ画面に押す「スタンプ認証」(技術提供:ギフティ)を活用する。
UC台場コインの運用システムには、SBIHの決済プラットフォーム「Sコインプラットフォーム」を活用。Sコインプラットフォームは、仮想通貨やプリペイド式の電子マネーなど、さまざまなデジタル通貨の発行と決済に利用できるプラットフォームで、トランザクション処理を支える基盤部分にOrb独自の分散型台帳技術「Orb DLT」が使われている。
実証実験を通じて、決済分野におけるブロックチェーンの可能性や有用性を研究し、お台場地域の活性化や、キャッシュレス促進へとつなげていきたいとしている。
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