15年後には、核融合発電が主流になると予想しているんだ
核融合発電のスタートアップ企業だって、たくさん出てきているじゃないか?
核融合炉を作ろうとしたやつは皆、失敗してるじゃないか
トマス・エジソンは、成功するまで何度も白熱電球を作ろうとしては失敗したよ
10回失敗したからといって、君はエジソンに諦めろとアドバイスするのかい?
2020年には日本でも大型の核融合発電の実験装置ができるかもしれないというご時世に、随分悲観的なおじさんですね。ディルバートも相当悲観的なタイプだと思ったのですが、一枚上手のようです。
彼らのような悲観的な人間を表す言葉は、いろいろあります。例えば“cynic”といえば「皮肉屋」、“worrier”だと「心配性」、“defeatist”は成功しないと思い込む「敗北主義者」、などなど。
また面白いところで、“party pooper”は、「パーティーなどで座を白けさせる人」のこと。“He is such a party pooper.”(彼は本当に座を白けさせるヤツだ)と使います。
さらに“wet blanket”という表現もあります。多分知らなくても、意味は推測できるのではないでしょうか。「水を含ませた毛布」は、火事のときに炎にかぶせて消化させる道具なので、盛り上がっているところでその賑わいを「消化」させてしまう「場を白けさせる人」のことを指します。
職場のバトルファイターたち! 「ディルバート」連載一覧はこちらから
- 登場人物紹介:ディルバート [Dilbert]
主人公のディルバートは独身エンジニアです。作者のスコット・アダムス氏がこのマンガシリーズを最初に紹介した文章では、「30歳くらいで、カリフォルニア北部のとあるハイテク企業に勤務している」となっています。
- 登場人物紹介:ボス [Pointed-haired Boss]
頭髪がとんがっていることから“pointed-haired boss”と呼ばれるボス。上司の悪いところを全部兼ね備えたすごい人です。公式解説によると、「生まれつき意地悪であざといわけではなく、努力してそうなった」とのこと。
- 登場人物紹介:ウォーリー [Wally]
ウォーリーはディルバート同じ部署で働くエンジニア。ディルバートと同じように、自分も昇進できないことはよく分かっていて、そのせいか会社への忠誠心はゼロ。仕事をできるだけサボることをいつも楽しみにしています。
- 登場人物紹介:ドッグバート [Dogbert]
ドッグバートはディルバートと同居している犬です。子犬の頃、収容所にいたところをディルバートに拾われたのです。ディルバートのぐちを聞いていることはありますが、大して恩義を感じているような素振りはありませんし、飼い主だとも思っていません。
- 登場人物紹介:アリス [Alice]
アリスは部署で唯一の女性エンジニア。作者のスコット・アダムス氏によると、パシフィックベル時代にアリスと同じようなヘアスタイルの女性の同僚がいて、その人がモデルになっているそうです。
- 登場人物紹介:アシュック [Asok]
アシュックはインターン。つまり学生なのですが、インターンシップでこの会社に勤めています。アショックは頭のいい好青年ですが、企業の現実や社内政治のことがまったく分かっていないため、からかわれたり、損をしたりしています。
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