連載
» 2019年11月14日 07時00分 公開

ディルバート(629):差別はどっちなんだ

センセーショナルなCM案に潜む危うい表現を指摘したディルバートでしたが、“それなりのインパクト”に早々に旗を降ろすはめに……。

[スコット・アダムス,ITmedia]

マーケティング部のベンが、新しいテレビCMのプレビューに来てくれた


オープニングでは、弱くてバカな男が数人いて、共通の問題を解決できずにいます


そこに、強くて自信のある女性が入ってきて、簡単に問題を解決します


それって、かなり性差別的じゃない?


いや、男だけが弱くてバカですから


それが性差別的じゃないっていうの?


なんで、あなたはそんなに弱くてバカなんですか? まるで偏見のカタマリのような人だ


もうボクは黙ります

始まったと思ったら、いち早く鎮圧された反逆だったな


  


 まぁ、男が弱くてバカという設定に特に異論はありませんが……いやいや、それがダメか!?

 “sexist”は、「性差別的な、男女差別を助長するような」という意味で、「性差別的主義者」を指すこともあります。

 昨今は思いもよらない言葉や動作が差別的といわれることがあるので、注意が必要ですね。例えば、男性に対して「臆病者!」と非難するとき、“Don't be a sissy.”(女々しいことをするな・いうな)といったりしますが、これは「女の子みたいだ」という意味合いがあるのでNG表現です。いうならば、“He's a coward.”(彼は臆病者)というべきだそうです。

 また、「度胸をつけろ」とか「大人になれ」という意味の表現に“grow a pair”(直訳すると「タマを生やせ」)というのがあり、この“pair”(1対、一組)は「男性の睾丸(2個1組の)」のことを指します。度胸をつけるのに別に睾丸は必要ないので、最近の教育の現場などでは、“grow a brain”(直訳すると「脳を成長させろ」)にあらためるようにアドバイスされるようです。

[翻訳・解説:Yvonne Chang]


photo 職場のバトルファイターたち! 「ディルバート」連載一覧はこちらから

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ