なぜお前がこのアプリにブロックチェーンを勧めるのか理解できんな
専門家は私のスタッフですが、基本的な考え方ならば私でも説明できます
ブロックチェーンを利用するってことは、砂浜でネックレスをなくすようなもので
そのネックレスをカモメが見つけて、自分の巣に持ち帰ってしまうことです
今どき、猫も杓子もデータセキュリティを求めるでしょ?
お前、あらゆる次元で自分が全く理解できていないプランを提案しているようだが
まぁ……そうですが、私が説明できたとしても、社長だって理解できないことをお忘れなく
お前のスタッフの中には、ちゃんと理解しているヤツが確かにいるんだな?
「確かに」の定義を教えてくださいよ
いくら理解できないからって、上に立つ者がここまで開き直っちゃっていいんですかねぇ。無知って怖い……。
「無知」のことを“ignorance”といいますが、無知をテーマにしたことわざや名言はいろいろあります。
例えば、よく使われるのが“Ignorance is bliss.”で、いわゆる「知らぬが仏」のこと。この表現は、1700年代のイギリスの詩人トーマス・グレイが詩の中でうたった“Where ignorance is bliss, ‘tis folly to be wise”(無知であるのが幸せであるのなら、賢くなるのはばかげたことだ)から来ています。
さらに、ドイツの詩人ゲーテの名言に“Nothing is more terrible than to see ignorance in action”(活動的な無知より怖いものはなし)というのもあります。まさに今回のエピソードを象徴していませんか!?
職場のバトルファイターたち! 「ディルバート」連載一覧はこちらから
登場人物紹介:ディルバート [Dilbert]
主人公のディルバートは独身エンジニアです。作者のスコット・アダムス氏がこのマンガシリーズを最初に紹介した文章では、「30歳くらいで、カリフォルニア北部のとあるハイテク企業に勤務している」となっています。
登場人物紹介:ボス [Pointed-haired Boss]
頭髪がとんがっていることから“pointed-haired boss”と呼ばれるボス。上司の悪いところを全部兼ね備えたすごい人です。公式解説によると、「生まれつき意地悪であざといわけではなく、努力してそうなった」とのこと。
登場人物紹介:ウォーリー [Wally]
ウォーリーはディルバート同じ部署で働くエンジニア。ディルバートと同じように、自分も昇進できないことはよく分かっていて、そのせいか会社への忠誠心はゼロ。仕事をできるだけサボることをいつも楽しみにしています。
登場人物紹介:ドッグバート [Dogbert]
ドッグバートはディルバートと同居している犬です。子犬の頃、収容所にいたところをディルバートに拾われたのです。ディルバートのぐちを聞いていることはありますが、大して恩義を感じているような素振りはありませんし、飼い主だとも思っていません。
登場人物紹介:アリス [Alice]
アリスは部署で唯一の女性エンジニア。作者のスコット・アダムス氏によると、パシフィックベル時代にアリスと同じようなヘアスタイルの女性の同僚がいて、その人がモデルになっているそうです。
登場人物紹介:アシュック [Asok]
アシュックはインターン。つまり学生なのですが、インターンシップでこの会社に勤めています。アショックは頭のいい好青年ですが、企業の現実や社内政治のことがまったく分かっていないため、からかわれたり、損をしたりしています。
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