ワシの古い椅子を使えばいい。新しいのを買ったばかりだからな
それって、あなたが今まで12年間毎日座り続けたあの椅子……!?
あの椅子のクッション、あなたから出たバイキンの巣くつになってるはず
あの椅子はこの先何十年もの間、あなたの痕跡を排出し続けるわ
二重に防護服でも着ていない限り、あれには絶対触りたくない
考えただけで冷や汗が出てくるわ。アレルギーも誘発されたみたい
アリス、気持ちは分からないでもないですが、一応あなたの上司ですよ……。
「冷や汗」を意味する“flop sweat”は、そもそも舞台などで使われる言葉で、「ステージに登る前に、失敗を恐れて突然吹き出す汗」のことを指したといわれています。“flop”とは、口語で「完全な失敗」のことで、“That film was a total flop.”(あの映画は完全な失敗だ)のように使います。その失敗を恐れての汗なので、“flop sweat”というわけです。
“cooties”は以前も出てきましたが、そもそも「毛シラミ」を意味し、“cooties”が感染るからと逃げ回るアメリカの子どもの遊びのことを指します。日本でいう「エンガチョ」のような意味でも使う俗語です。いい大人が使う言葉ではないのでご注意を。
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登場人物紹介:ディルバート [Dilbert]
主人公のディルバートは独身エンジニアです。作者のスコット・アダムス氏がこのマンガシリーズを最初に紹介した文章では、「30歳くらいで、カリフォルニア北部のとあるハイテク企業に勤務している」となっています。
登場人物紹介:ボス [Pointed-haired Boss]
頭髪がとんがっていることから“pointed-haired boss”と呼ばれるボス。上司の悪いところを全部兼ね備えたすごい人です。公式解説によると、「生まれつき意地悪であざといわけではなく、努力してそうなった」とのこと。
登場人物紹介:ウォーリー [Wally]
ウォーリーはディルバート同じ部署で働くエンジニア。ディルバートと同じように、自分も昇進できないことはよく分かっていて、そのせいか会社への忠誠心はゼロ。仕事をできるだけサボることをいつも楽しみにしています。
登場人物紹介:ドッグバート [Dogbert]
ドッグバートはディルバートと同居している犬です。子犬の頃、収容所にいたところをディルバートに拾われたのです。ディルバートのぐちを聞いていることはありますが、大して恩義を感じているような素振りはありませんし、飼い主だとも思っていません。
登場人物紹介:アリス [Alice]
アリスは部署で唯一の女性エンジニア。作者のスコット・アダムス氏によると、パシフィックベル時代にアリスと同じようなヘアスタイルの女性の同僚がいて、その人がモデルになっているそうです。
登場人物紹介:アシュック [Asok]
アシュックはインターン。つまり学生なのですが、インターンシップでこの会社に勤めています。アショックは頭のいい好青年ですが、企業の現実や社内政治のことがまったく分かっていないため、からかわれたり、損をしたりしています。
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