エンタープライズ:トピックス 2003年1月

基幹システムへ突き進む IAサーバ
インターネットが拡大し、今後のシステム環境をハードウェアの側面から期待されるのがIAサーバだ。この特集では、IAサーバについて、これまでの歩みと今後の展望について整理したい。「UNIXをリプレースできるか」が最大のテーマになる。

▼インタビュー

Interview:仮想化手法で競い合うVMベンダー3社
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[2002.12.16 UP] サーバ仮想化技術がメインフレームからインテルプラットフォームへと進出している。どのベンダーのソリューションがあなたの会社のニーズに最も適しているか判断する材料を提供すべく、Tech Update編集部はこれら3社のベンダーにインタビューを行った。

Interview:ハイパフォーマンスコンピューティングに照準を当てるデル
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[2002.12.6 UP] デルはHPCC(High Performance Computing Cluster)を説明するプレス向けのブリーフィングが行った。来日した米デルのエンタープライズグループ、ソフトウェア開発部門の担当副社長、ピーター・モロウスキー氏に、HPCCの位置付けと今後の戦略について聞いた。

「シャーシの標準化」を進めるIBMのブレードサーバ戦略
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[2002.11.18 UP] ブレードサーバにハードウェア各社が参入し、Webサーバなどフロントエンドとしての役割だけでなく、汎用的なサーバとしての利用が想定されて始め、IBMも同様にブレードに力を入れている。同社は、業界全体を通して、ブレードを格納するためのシャーシを標準化することが必要だとし、推進していくことを明らかにした。

新生HPに聞く、次のIAサーバ戦略(前編)
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[2002.10.31 UP] HPとコンパックは、11月1日付けで日本でも正式に統合する。新生HPのIAサーバ戦略で中心となるのは「hp ProLiant」や、64ビットサーバのItanium。IAサーバの世界で同社が技術的に一歩抜け出た印象もある。新生HPのIAサーバ戦略について、インダストリスタンダードサーバ統括本部の香取明宏氏に話を聞いた。

新生HPに聞く、次のIAサーバ戦略(後編)
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[2002.11.8 UP] 日本でも始動した新生HPはIAサーバを「インダストリスタンダードサーバ」と呼んでいる。インダストリスタンダードサーバ統括本部の香取明宏氏へのインタビューの後編をお届けする。


▼チップセットがItaniumのカギ
Opinion:Itanium 2の性能を引き出すNECのハイエンドサーバ
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[2002.12.5 UP] NECの「Express 5800/1000」。舌がもつれそうなネーミングに首をかしげるのはいいとして、この製品には強力なパワーが込められいる。Itanium 2/1GHz搭載の同サーバが同クラス以上の製品よりも高いパフォーマンスを出している秘密は、NECが独自に設計したチップセットにある。チップセットへの「不当な」過小評価は改めたほうがいい

▼Itanium 2の実力は?
Itanium 2がRISCプロセッサを上回ったとするHP、「その差は今後開くばかり」
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[2002.11.27 UP] 日本ヒューレット・パッカードはItaniumについて紹介するプレス向けのブリーフィングを行った。性能とプライスパフォーマンスの優位性を武器に、IPFに対する自信満々のコメントが相次いだ。その真意はいかに?

▼UNIXをWindows上で稼動させる?
現場から見たIAサーバ:UNIXとWindowsを両立させるSFUはコストダウンの救世主か?
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[2002.10.15 UP] マイクロソフトはUNIX環境とWindows環境の相互運用を実現するWindows Services for UNIX 3.0をリリースする。約7カ月でUNIXからWindowsに移行した事例では、ユーザーは、UNIXからWindowsへの移行よりもデータベースのバージョンアップの方が負担が重かったと話していたという。

▼ベンチマークでIAの性能を知る
TPC-Cベンチマークで見るIAサーバとUNIXサーバの戦い
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[2002.10.9 UP] TPC-Cベンチマークは、オンライントランザクションの処理性能を測るベンチマークで、基幹システムで用いられるシステム環境に近い「ノンクラスタード」部門では依然としてUNIXサーバが強い。しかし、IAではNECやユニシスのマシンがトップ10に食い込み、コスト優位性という特色も生きている。

▼IAの新しい戦場ブレードサーバ
そのラックにはブレードが何枚入るんだい?
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[2002.10.8 UP] ブレードサーバは搭載密度の高さがキーワードになるが、ほとんどの企業の場合、最大密度はそれほど重要な検討項目ではない。密度にどんな意味があるのかよく考える必要がある。それから、製品を選ぶときは慎重であるべきだ。小さな文字で書かれた部分までよく読もう。

▼IAのプラットフォームOSは?
IAサーバにはWindowsなのかLinuxなのか?
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[2002.9.20 UP] 基幹システムにIAサーバが普及するためには、プラットフォームとしてのOSが安定している必要がある。WindowsとItanium 2を組み合わせたシステムがまずベンチマークにおける性能検証で高い数値を叩き出した。Linuxも各ベンダーのサポートを受けながら、存在感を見せ始めている。

▼IAの基本を紹介!
IAサーバはUNIXを追い落とせるか?
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[2002.9.13 UP] Webサービスの台頭などにより拡大するインターネットを含めて、今後のシステム環境をハードウェアの側面から期待されるのがIAサーバだ。ここでは、IAサーバについて、これまでの歩みと今後の展望について整理したい。一言で表現すると、「UNIXをリプレースできるか」が最大のテーマになる。

▼IAサーバキーワード
icon トピックス icon Itanium2 icon AMD
icon Xeon icon Linux icon ブレード
icon .NET Server icon 市場動向  

▼最新ニュース

Dell、Itanium 2採用へ方針転換
[2002.11.21 UP]

IBMとHPがワークステーションの性能をアップして市場に投入
[2002.11.19 UP] IBMとヒューレット・パッカードは、より速いプロセッサとほかの機能によって、両社のワークステーション製品ラインの性能を向上させた。ハイエンドにはUNIX向けのPower4やPA-RISCプロセッサが、ボリューム製品にはインテルベースのプロセッサが利用されている

Linux Column:ハイパースレッディングに期待、課題はコスト
[2002.11.18 UP] 先週、インテルから正式にPentium 4でのハイパースレッディングのサポートがアナウンスされた。Linuxカーネル2.5のソースコードをフルコンパイルすると、ざっと見て3倍の速度(赤い彗星?)になる。これは魅力的だ。

デュアルコアのItaniumを独自に設計するHP
[2002.10.28 UP] インテルの次世代Itaniumチップシリーズである「Madison」「Montecito」には、1枚のシリコンに2台のItaniumを搭載するデュアルコアの製品プランが適用される予定だ。HPはこれでインテルに対する依存度を引き下げることが可能という。

IAサーバ市場に回復の兆し
[2002.10.13 UP] IAサーバ市場は、Linux/Windowsサーバを含め、第3四半期(7−9月)の売上が昨年初頭以来初めて上昇に転じ、50億ドルに達したことが、IDCの報告で明らかになった。

レッドハット、「Red Hat Linux 8.0」を10月25日に出荷開始
[2002.10.8 UP] レッドハットは、Red Hat Linuxの最新版となる「Red Hat Linux 8.0」をパーソナル版とプロフェッショナル版の2ラインアップで、10月25日に出荷開始する。

Opinion:ブレード戦争の秘密兵器
[2002.10.7 UP] 近いうちに、すべての調査会社、メディア、およびベンダーがブレードに置き換えるようにと大合唱を始めることになるだろう。そして、ブレード戦略の選択は、ハードウェアのスペックや機能だけではなく、どの管理ソフトウェアが自社に適しているかが大きなポイントになると言えそうだ。

ITガバナンス時代のベスト・オブ・ブリードとは?
[2002.10.3 UP] ITガバナンスが叫ばれるようになった。コスト優位性を維持しながら企業システム全体を有効に運用していくためには、特定のベンダーに任せるのではなく、それぞれの分野で最良のシステムを選択して組み合わせて利用するベスト・オブ・ブリードの考え方が強まっている。

NEC、IAベースのフォールトトレラントサーバ新製品2機種を発表
[2002.10.3 UP] NECソリューションズは、IAベースのフォールトトレラントサーバ「Express5800/340Ha-R」と「Express5800/330Mb-R」を発売した。

日本IBM、ブレードサーバ新製品を発表してブレードサーバ市場に本格参入
[2002.10.2 UP] 日本IBMはブレードサーバ新製品「eServer BladeCenter HS20」とその格納装置「eServer BladeCenter」および管理ソフトウェアを発表し、ブレードサーバ市場に本格的に参入する。

ターボリナックス、サーバ用OS「Turbolinux 8 Server」を発表
[2002.10.1 UP] ターボリナックス、ミッドレンジ業務サーバ向けLinuxの新バージョン、Turbolinux 8 Serverを発表した。

デルが「モジュラー」サーバの発売を延期
[2002.9.30 UP] デルの幹部が明らかにしたところによると、同社のブレードサーバ市場進出の第一歩となる「モジュラー」コンピュータの登場は予定よりやや遅れるという。デルのモジュラーコンピューティングアプローチは、ストレージをプロセッサやメモリのモジュールとは別のモジュールに分離している。

日本IBM、Windows 2000 Datacenter Serverを採用したIAサーバを発表
[2002.9.25 UP] 日本IBMはeServer xSeriesに、Windows 2000 Datacenter Server初期導入モデルを追加する。

Linux Column:本格化してきたUnited Linuxについて考える
[2002.9.19 UP] United Linuxがベータテストリリースに入ったようだ。ターボリナックスはUnited Linuxベースの製品を次期エンタープライズ向け製品のベースにしようと考えており、さらに、SCOは早速次期Linux製品ラインナップからUnited Linuxベースで統一していこうという比較的積極的な姿勢が見える。

沖電気、エントリー市場向けPCサーバ新製品を発表
[2002.9.19 UP] 沖電気工業は、IAサーバ「if Severシリーズ」のエントリークラス製品として、「if Server ML310」「if Server ML350 Generation 3」「if Server ML370 Generation 3」の3シリーズ10モデルを発表した。出荷は11月から順次開始される。