頭脳放談:
第261回 NVIDIAによるArm買収の破談、その間にRISC-Vの足音が……
NVIDIAによるArmの買収が取りやめとなった。買収発表から約1年半、Armの周辺にはさまざまな動きがあった。その1つがArmの対抗となるRISC-Vの台頭だろう。なぜ、買収が破談となったのか、なぜArm対抗としてRISC-Vが注目されているのかをまとめてみた。(2022/2/18)
大原雄介のエレ・組み込みプレイバック:
M&A順調も炎上も/RISC-Vエコシステムの急速な興隆
エレクトロニクス/組み込み業界の動向をウオッチする連載。今回は、2021年12月の動向を拾いつつ、2021年全体を振り返ってみたい。(2022/1/14)
Appleの利用停止通告から4年:
車載で存在感を増すImagination、AIとのシナジーも強化
25年以上にわたりGPUコアを提供している英Imagination Technologies(以下、Imagination)は、順調に売上高を伸ばし、新しいGPUコアのシリーズを立ち上げ、その製品ラインアップを増やしている。オートモーティブはImaginationにとって中核市場の一つだ。(2021/9/7)
「IMG Labs」:
Imaginationが技術革新に取り組む専門組織を創設
英Imagination Technologies(以下、Imagination)は2021年3月25日(現地時間)、最先端半導体製品の基礎となる技術開発を専門に行う組織「IMG Labs」を創設したと発表した。半導体業界における将来のトレンドを予測し、ライセンス可能な新しい技術を生み出すための取り組みを部門横断で行う。(2021/4/14)
頭脳放談:
第250回 数奇な運命をたどる「MIPS」は「RISC-V」で復活を図る?
「MIPS」と聞いて、懐かしいと感じる人はもはや少数派かもしれない。「MIPS」は一時、Microsoftが担いで、Intelのx86対抗としたプロセッサだ。既に前線から消えて久しく、「MIPSって何?」という人も多いと思う。そのMIPS(会社の方)が、Chapter 11を申請し、投資会社の元で「RISC-V」を担いで再生するという。その背景を考えてみた。(2021/3/19)
チャプター11の手続きが完了:
Wave Computingが破産、「MIPS」として事業継続へ
Wave Computingは、米連邦破産法11条の手続きを終え、MIPSとして引き続き事業を継続する予定であることを明らかにした。(2021/3/8)
大原雄介のエレ・組み込みプレイバック:
黄昏の時期に入ったx86
エレクトロニクス/組み込み業界の動向をウオッチする連載。今回は、2020年を通して振り返ってみて感じた「x86」への筆者の見解をお届けする。(2021/1/18)
Apple Siliconがやってくる:
Apple独自アーキテクチャの変遷 A6から最新A14まで
Apple Silicon連載、ついに最新プロセッサ「A14」に追いつく。(2020/9/24)
Apple Siliconがやってくる:
iPhoneにArmコアが載った日 その前日譚を技術と人脈から解説する
いよいよ、AppleがiPhoneにArmを採用するわけだが、実はその前、Newtonの後にもArmは使われている。(2020/8/31)
障壁は大きい:
NVIDIAによるArm買収、実現すれば「業界の大惨事」
NVIDIAがArmの買収に向けて交渉しているという報道が、エレクトロニクス業界を駆け巡った。破竹の勢いで成長するNVIDIAといえど、Armを取り込むことは難しいのではないだろうか。この報道を、アナリストとともに考察する。(2020/8/28)
コストに課題も:
Wi-Fi 6の導入は進む? IoTがけん引役に
新しいWi-Fi規格「Wi-Fi 6」(IEEE 802.11.ax)が急速に無線LAN市場の主要なけん引力になりつつある。IDC(International Data Corporation)の市場調査アナリストによると、Wi-Fi 6対応のAP(アクセスポイント)は、2020年第1四半期に出荷されたAPの出荷台数の11.8%、売上高の21.8%を占めたという。(2020/6/11)
大原雄介のエレ・組み込みプレイバック:
茨の道が広がるMIPS/動き出したWi-Fi 6E/Armの物量戦
エレクトロニクス/組み込み業界の動向をウオッチする連載。今回は、2020年4月の業界動向の振り返りとして、MIPSビジネスやWi-Fi 6Eの動き、Armのスタートアップ向けFlexible Accessなど、小ネタ3本をお届けする。(2020/5/15)
MIPSは再び独立する可能性も:
Wave Computingがチャプター11申請準備か?
「Wave Computingが、米連邦破産法第11条による破産申請を行うのではないか」、といううわさが2020年4月20日の週に飛び交った。同社は、傘下にMIPSを抱えている。当記事の執筆時点で、簡単な検索を行ったところ、Wave Computingが米連邦破産法11条の適用を申請しているとする内容の記事は見当たらなかった。今のところ(日本時間の4月27日時点では)、まだ事実ではないようだ。(2020/4/27)
Arm最新動向報告(9):
勝利を約束されたArmのAI戦略、MCUの微細化も加速させるか
Armが開催した年次イベント「Arm TechCon 2019」の発表内容をピックアップする形で同社の最新動向について報告する本連載。今回は、「Ethosシリーズ」や「ArmNN」などを中核に進めるArmのAI戦略について紹介する。(2020/3/9)
画像処理に注力する:
Apple、エッジAIの新興企業を買収
エッジAI(人工知能)技術を手掛ける米スタートアップXnorが、Appleによってひそかに買収されたと報道されている。(2020/1/17)
技術利用停止の通達から2年半:
ImaginationとApple、新しい契約締結へ
Imagination Technologies(以下、Imagination)は2020年1月2日(英国時間)、Appleと新しい契約を締結したと発表した。(2020/1/8)
CES 2020:
Google、「Edge TPU」搭載のコインサイズの「Coral Accelerator Module」や「Dev Board Mini」をCESで公開
Googleが、ローカルAIプラットフォーム「Coral」の新製品を発表した。1セント硬貨より小さい「Edge TPU」とPMICを搭載したモジュール「Accelerator Module」や、Edge TPU搭載のシングルボードコンピュータ「Coral Dev Board Mini」などだ。(2020/1/4)
イマジネーションがデモを披露:
スマホでリアルタイムに骨格検出、省電力のエッジAI
Imagination Technologiesの日本法人イマジネーションテクノロジーズは「ET&IoT Technology 2019(ET展)」(2019年11月20〜22日、パシフィコ横浜)で、同社のニューラルネットワークアクセラレーター(NNA)を実装したSoC(System on Chip)搭載のスマートフォンで推論するデモを行った。(2019/11/25)
本田雅一のクロスオーバーデジタル:
基本の「iPhone 11」か、冒険の「11 Pro」か 現地取材で分かった違い
米Appleのスペシャルイベントで発表された「iPhone 11」と「iPhone 11 Pro」シリーズ。基調講演から感じ取れたメッセージと、実機に触れたインプレッションを現地からお届けする。(2019/9/12)
大原雄介のエレ・組み込みプレイバック:
Armの“後払い”ライセンスに見え隠れするRISC-Vの興隆
エレクトロニクス/組み込み業界の動向をウオッチする連載。今回は、2019年7月の業界動向の振り返りとして、Armが発表した新しいライセンス形態「Arm Flexible Access」とその背景を考察する。(2019/8/27)
電子機器設計/組み込み開発メルマガ 編集後記:
やっぱり来た「AppleのIntelモデム事業買収」
来るとは思っていましたが、予想以上に早かったですね。(2019/7/29)
大原雄介のエレ・組み込みプレイバック:
SamsungがAMDからGPU IPをライセンス取得したワケ
エレクトロニクス/組み込み業界の動向をウオッチする連載。今回は、2019年6月の業界動向の振り返りとして、SamsungがAMDからGPU IPをライセンスを取得した件を紹介する。(2019/7/19)
大原雄介のエレ・組み込みプレイバック:
ファーウェイ、生き残るための“次善の策”
エレクトロニクス/組み込み業界の動向をウオッチする連載。今回は、2019年5月の業界動向の振り返りとして、2018年末から話題となっているファーウェイを巡る話を紹介する。(2019/6/28)
エコシステムを拡大:
新CEOの下で巻き返しを図るImagination
2018年12月13日にCEO(最高経営責任者)に就任したImagination Technologies(以下、Imagination)のRon Black氏は、グラフィックスIP(Intellectual Property)ベンダーとしてなすべきことを鋭敏に察知している。(2019/2/8)
大原雄介のエレ・組み込みプレイバック:
あのCEOは今/MIPS ISAのオープン化とその前途/IIoTは難しい……GEの苦悩
エレクトロニクス/組み込み業界の動向をウォッチする連載。相次ぐCEOの辞任が目立った2018年だが彼らのその後はどうなったのか? またWave Computingが発表した「MIPS Open Initiative」の今後も気になるところだ。そして、“身売り”がうわさされていたGEによるGE Digitalの分社化とServiceMaxの売却――。2018年を締めくくるこれら3つのトピックを順に紹介しよう。(2019/1/21)
この10年で起こったこと、次の10年で起こること(31):
2019年も大注目! 出そろい始めた「エッジAIプロセッサ」の現在地とこれから
2018年に登場したスマートフォンのプロセッサの多くにAI機能(機械学習)を処理するアクセラレーターが搭載された。そうしたAIアクセラレーターを分析していくと、プロセッサに大きな進化をもたらせたことが分かる。こうした進化は今後も続く見通しで、2019年もAIプロセッサに大注目だ。(2019/1/10)
画像圧縮技術も発表:
Imagination、低消費電力の位置情報向けIPコアを発表
Imagination Technologies(以下、Imagination)は、2018年10月31日から11月1日まで米国カリフォルニア州のシリコンバレーで開催された「Linley Fall Conference」で、2種類の新型IP(Intellectual Property)コアを発表した。(2018/11/7)
新市場の開拓にも意欲:
Appleから利用停止宣告を受けたImaginationの今
2017年は、英国のApple向けサプライヤーにとって混乱の年だった。最も打撃を受けたのは、AppleにGPUを提供してきたImagination Technologies(以下、Imagination)だろう。Imaginationは2017年11月、中国政府系のファンドであるCanyon Bridgeに買収された。(2018/8/29)
最初の搭載は「Exynos」か:
SamsungがGPUを開発、スマホからスパコンまで対応?
Samsung Electronicsは、シミュレーションにおいては最高レベルのワット当たり性能を実現するというモバイルGPUを開発した。スマートフォンからスーパーコンピュータまで幅広い用途に対応する全く新しいアーキテクチャが採用されたという。(2018/7/26)
他メーカーの猛攻が始まっている:
Armの独壇場にはならない? AI向けコア市場
CPUコアにおいて、多くの分野で高いシェアを誇るArmだが、AI(人工知能)エンジン向けチップのコアでは、独壇場とはいかないようだ。(2018/4/16)
大原雄介のエレ・組み込みプレイバック:
LPWAの急伸、MIPSの落日。IoTの歩みは緩やかに
2018年も始まって数週間となるが、過去を振り返ることは未来の予測に役立つので、今回はエレクトロニクス/組み込み業界的にインパクトのあった2017年のトピックを紹介したい。(2018/1/17)
編集部が独断と偏見で選ぶ:
2017年のエレクトロニクス業界を記事で振り返る
2017年のエレクトロニクス業界を、EE Times Japanに掲載した記事で振り返ります。(2017/12/27)
組み込みAI:
ET2017にみる「組み込みAI」への遠い道のり
AIが組み込み機器にもやってくる――。2017年は各社が「組み込みAI」の実現に向けて取り組んだが、どれほどの進みをみせたのだろうか。Embedded Technology展(ET2017)の会場から推察する。(2017/12/21)
2017 TRON Symposium:
「IoT-Engine」は回り始めたのか、鍵を握る実証実験の場「INIAD」
TRONプロジェクトが提唱する「アグリゲートコンピューティング」実現のための標準プラットフォーム環境である「IoT-Engine」。「2017 TRON Symposium」の展示会場では、前回に引き続き「IoT-Engineパビリオン」が設けられた。実動作するIoT-Engineのデモンストレーションが目玉だった前回と比べて、今回はどのような展示が行われたのだろうか。(2017/12/20)
株価は1日で急落:
Appleが電力管理ICを自社開発か、Dialogに打撃も
Appleが、電力管理ICを自社で開発する可能性があるという。これによって大打撃を受けるとみられるのが、iPhoneの電力管理ICのサプライヤーである英Dialog Semiconductorだ。(2017/12/5)
電子ブックレット:
AppleがImaginationのGPU使用を停止、2年以内に
アイティメディアがモノづくり分野の読者向けに提供する「EE Times Japan」「EDN Japan」「MONOist」に掲載した主要な記事を、読みやすいPDF形式の電子ブックレットに再編集した「エンジニア電子ブックレット」。今回は、GPUの独自開発に舵を切るAppleの動向について振り返ります。(2017/11/12)
ルネサスエレクトロニクス R-Car D3:
3Dクラスタを一般的にするSoC、開発工数の低減も狙う
ルネサスが車載向けSoCの新製品「R-Car D3」を発表した。3Dインストルメントクラスタを従来製品なみのシステムコストで実現する。(2017/11/6)
売却先は決まったが:
MIPSの行方、生き残りの道はあるのか
Imagination Technologiesは、MIPS事業を、米国資本のTallwood Venure Capitalに売却することを発表した。「MIPSは旧式のアーキテクチャ」という見方が強い中、生き残りの策はあるのだろうか。(2017/10/10)
イマジネーションテクノロジーズ PowerVR 2NX NNA:
組み込みAIの性能密度が2倍以上に、「PowerVR」の新IP
イマジネーションが学習済みニューラルネットワーク(NN)の推論実行処理に特化したハードウェアIPを発表した。処理性能は、競合他社DSPと専用H/W IPを組み合わせたものに比べて2倍、NNの処理に最適化したDSPと比べて8倍に達する。(2017/10/3)
Imaginationの売却で:
MIPSコアは中国の手に渡るのか
Imagination Technologiesが、同社の売却について、2つの投資ファンドと合意したと発表した。このうち1つは、中国資本の米Canyon Bridge Capital Partnersである。中国メーカーは長年にわたり、MIPSアーキテクチャを使用してきたが、今回の買収によってついに中国がMIPSを手に入れるのだろうか。(2017/9/29)
頭脳放談:
第208回 iPhone Xに搭載されているプロセッサには不思議がいっぱい
iPhone Xには、メインのプロセッサの他にGPUやAI向けのプロセッサなど、多くのプロセッサが搭載されている。これらのプロセッサの役割や仕様を筆者が想像たくましく考えてみた。(2017/9/27)
特選ブックレットガイド:
「MIPSの終わり」を告げるAppleの通告
TechFactoryで掲載された人気連載や特集記事を、読みやすいPDF形式の電子ブックレットに再編集してお届けする「エンジニア電子ブックレット」。今回は『「MIPSの終わり」を告げるAppleの通告』をご紹介します。(2017/9/26)
人工知能ニュース:
組み込みAIの性能密度が2倍以上に、「PowerVR」の新プロダクトライン
イマジネーションテクノロジーズは、学習済みニューラルネットワーク(NN)の推論実行処理に特化したハードウェアIP「PowerVR 2NX NNA」を発表した。性能密度(回路面積当たりの処理性能)は、競合他社のDSPと専用ハードウェアIPを組み合わせたソリューションと比べて2倍、NNの処理に最適化したDSPと比べて8倍に達する。(2017/9/22)
イマジネーションが発表:
ニューラルプロセッサIP、AI搭載モバイルを後押し
Imagination Technologies(イマジネーションテクノロジーズ)が、ニューラルネットワークの処理に特化したアクセラレーター「PowerVR 2NX NNA」を発表した。モバイル機器にAI(人工知能)を搭載する動きが進む中、「今後のキーテクノロジーになる」と同社は語る。(2017/9/21)
iPhone 8――10年目を締めくくる初期iPhoneの完成形
iPhoneの誕生から10年。iPhone 8はその集大成であり、完成形だ。林信行による徹底レビュー。(2017/9/19)
製品分解で探るアジアの新トレンド(20):
ついに車載分野にも浸透し始めた中国製チップ
ひと昔前まで、高品質なチップが要求される車載分野で中国製チップが採用されることは、まずなかった。しかし、今回カーナビゲーションを分解したところ、インフォテインメント系システムにおいては、そんな時代ではなくなっていることを実感したのである。(2017/9/14)
TechFactory 人気記事TOP10【2017年7月版】:
自動運転に出会ったMIPS
TechFactoryコンテンツランキングTOP10、2017年7月は「自動運転車は売れるのか?」という自動車に携わる人ならば誰でも気になるテーマの記事が人気を集めました。また、Appleの取引停止宣言に端を発するMIPSアーキテクチャの栄枯盛衰をたどる記事も人気でした。(2017/8/17)
車載半導体:
自動運転の「判断」のデファクトを狙う、デンソーが半導体のIP設計で新会社
デンソーは、自動運転システムの「判断」を担う半導体IPを設計する新会社を設立する。会社名は「エヌエスアイテクス(NSITEXE)」で、デンソーの完全子会社となる。資本金は1億円。売り上げ目標などは非公表。(2017/8/9)
子会社設立し、IPを販売へ:
デンソー、自動運転の判断を担う新プロセッサ開発へ
デンソーは2017年8月8日、自動運転システムに向けた新しいプロセッサを開発する子会社を設立すると発表した。CPUやGPUといったプロセッサとは異なる新しいプロセッサを開発し、半導体IPとして広くライセンス販売する計画。(2017/8/8)
イーソル eT-Kernel Multi-Core Edition:
eT-Kernelコアのプラットフォーム、「RZ/G1M」搭載ボードに対応
RTOS「eT-Kernel Multi-Core Edition」を中核としたプラットフォームが、ルネサス「RZ/G1M」を搭載した「Armadillo-EVA 1500」に対応した。(2017/8/4)