1位 話題のフラッシュメモリiPod「iPod shuffle」をさっそくさわってみた
2位 「iPod shuffle」登場〜国内価格は1万980円から
3位 最強のiPod周辺機器――その名は「Mac mini」
4位 「PSP」は“iPodキラー”〜北米向けローンチイベント
5位 99ドルからのiPod、「iPod shuffle」発表
8位 iPod譲りの“使いやすさ”〜安くて小さい…だけじゃないiPod shuffle
9位 着々と進むマイクロソフトの家電戦略、しかし日本市場との乖離も
10位 Apple初のシリコンプレーヤー「iPod shuffle」は99ドルから
今週は、なんと、iPod shuffleやMac miniなど「Macworld Expo 2005」関連の話題が、世界最大級の家電の祭典「International CES(Consumer Electronics Show)」を押さえてトップ3を独占した。
なかでも注目を浴びているのが、かねてからウワサされていたフラッシュメモリ型iPod〜「iPod shuffle」だ。国内メディア最速?インプレッションで今週の1位を飾ったW記者の自腹レビュー記事のアクセス数は、2位以下の記事よりもゼロが一桁多いiPod祭り爆発ぶりをみせた。
99ドルiPodの登場に、対抗勢力の心中は穏やかではないようだ。
「iPod対抗」を掲げているクリエイティブメディアは、早速「Zen Micro 5GB」「MuVo2 FM 5GB」という同社自慢のHDDプレーヤーを値下げしてきた。同社はMuVo MICRO/Slim/TXというフラッシュメモリ型プレーヤー製品群を数多くラインアップしているが、そちらではなくHDD型をぶつけてきたことからも、iPod shuffleのコストパフォーマンスの高さをうかがい知ることができる。
もっとも、液晶画面がない点やFMチューナーやダイレクトレコーディングなど付加機能を持たない“シンプル仕様”に、対抗勢力の中には「(フラッシュメモリ型市場が注目された点で)登場を歓迎する」「(機能の少なさに)安堵している」という意見も少なくないという(別記事を参照)。
だが、筆者から見ると、これらがとても“余裕の反応”とは思えない。
仮にApple以外のメーカーの開発担当者が、iPod shuffleのようなシンプル製品案を出したとしても、すぐにボツになったことだろう。なぜなら、これら対抗勢力にはMacintoshのようなパソコンも、iTunesのような使いやすい音楽ライブラリソフトも、持ち合わせていないからだ。これらが揃うことで、「シャッフル(ランダム再生)」の楽しさ・魅力が何倍にもなっていることは、iPodユーザーなら周知の事実だ。
もし、「シンプルさこそがAppleの狙い」ということに本当に気付いていないとしたら、対抗メーカー各社はいつまでたってもiPodの後塵を拝しているだけだろう。
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