パナソニック「DMR-BW970」、ソニー「BDZ-EX200」、三菱電機「DVR-BZ130」を集め、購入動機につながりそうなポイントを選んで検証するバイヤーズガイド。今回は、知らない番組との出会いを作ってくれる自動録画機能を試してみた。
現在、デジタル放送で1週間に放送されている番組の数は2万以上。番組の情報は膨大になり、好みの番組が放送されていることを知らず、後で残念に感じたりすることも多い。そんな時代の強い味方が、レコーダーの自動録画機能だ。
しかし、一口に自動録画といってもメーカーによってアプローチはさまざま。録画予約のミスを防ぐことを主目的にしたものもあれば、アグレッシブに録りためるもの、ネットワークを活用するものなど、それぞれに特徴がある。
三菱電機の「おすすめ自動録画」は、「安心型」と「発掘型」という2つの動作モードを用意しており、いずれか一方、あるいは両方を組み合わせて使うことができる。安心型は、ユーザーの“予約忘れ”を防ぐことを目的にしていて、シリーズもので録画履歴があるのに次回の予約が行われていないものなどを見つけて自動的に録画してくれる。
一方の発展型は、過去の録画履歴や再生履歴などをもとにユーザーの嗜好にあった番組を選び出す仕組み。どちらも1日1回、Gガイドのデータ受信終了後に番組データから抽出を行う。録画する番組の数は、1日あたり1/2/4番組のいずれかを設定できる(組み合わせた場合は安心型の予約番組数も含む)。
レコーダーの予約件数は最大64で、このうち自動録画予約に使えるのは半分の最大32件となる。この場合、通常予約も最大32件ということになるが、これは多いようで意外と少ない数字。家族でレコーダーを共用していたり、ヘビーな録画ユーザーの場合には不足することも考えられるため、少し注意したい。
ソニーの「x-おまかせ・まる録」は、事前に条件を登録しておくと、それに合う番組をどんどん録画してくれる自動録画機能だ。設定画面では、キーワードや番組ジャンル、放送局など多岐にわたる条件設定が可能で、それを10個まで登録できる。特定のタレントが出演する番組を見逃したくない人から、自分で番組表をチェックするのが面倒だというズボラな人まで、かなり幅広く対応できるのが特徴といえる。
ただ、人間というのはぜいたくなもので、録画される番組が多いと、今度は逆に絞り込みたくなったりするものだ。そんなときには、録画対象のチャンネルを減らしたり、除外ワードを追加するなどして絞り込むことも可能だ。
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