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去る2009年6月25日に急逝したマイケル・ジャクソンがロンドンで実施予定だったコンサート。その何百時間にも及ぶリハーサル映像と舞台裏を収録したドキュメンタリー「マイケル・ジャクソンTHIS IS IT」が2010年1月27日にBlu-ray化される。
特典は「ショート・フィルム:“スリラー”」「ショート・フィルム:“スムーズ・クリミナル”」「メイキング・オブ・ショートフィルム:“スムーズ・クリミナル”」「カムバックにかける想い(冒険の始まり/ショーを超えて)」「キング・オブ・ポップの衣装」「マイケル・ジャクソンの想い出」「オーディション風景 最高のダンサーを求めて」「“ダンシング・マシーン”振付師が語るマイケルのダンス」「製作の舞台裏(ダンサーについて/バンドについて/ボーカリストについて)」、フォト・ギャラリー、オリジナル劇場予告編、BD-LIVE、PS3専門壁紙など約165分に及ぶ。さらに特製ブックレットも同梱している。
なお、伝説的な音楽ダンス番組「ソウル・トレイン」に出演した際のマイケルのパフォーマンスを初DVD化した「マイケル・ジャクソン IN ソウル・トレイン」も3990円で同日発売される。
「THIS IS IT」は世界108か国で公開され、25か国で初登場1位を獲得。日本でも当初、2週間の限定公開だったが、前売り券だけで24万枚が売れる盛況ぶりで急きょ公開を延長、興収40億円を突破した。ドキュメンタリーでありながら、今年の洋画の国内興行成績で「ハリー・ポッターと謎のプリンス」「レッドクリフ Part2」に続く3位にランクイン。監督は「THIS IS IT」の舞台監督だったケニー・オルテガ。
2009年夏のロンドン公演に向けて、4月〜6月まで行われたリハーサル。カメラは、本番さながらに披露されるダンスと曲の数々、これまであまり明かされることのなかった彼の舞台裏での素顔を映し出していく。オープニングからカーテンコールまで、一切妥協なしの入念な準備。照明、美術、衣装など細部へのこだわり。常に完璧を目指していたマイケルの実像が浮き彫りになっていく。
単なるリハーサル映像でしょ、と思うことなかれ。それを差し引いても見る価値は絶対にある。観客が自分に何を求めているかを見極め、スタッフとともに最高のステージを目指し、丁寧に作りこんでいく。そこに慢心はない。天才だと思われていた彼は、実は努力の人だった。
披露される曲は「マン・イン・ザ・ミラー」「ビリー・ジーン」「ビート・イット」「ブラック&ホワイト」「スリラー」と名曲ばかり。それにしてもマイケル、ダンスも歌も全然衰えなく、とても50歳とは思えない。むしろ往年の活力に溢れている。
マイケルがキング・オブ・ポップであったことを肌で感じられる1本。たとえミーハー丸出しでも、マイケル・ジャクソンをよく知らなくても、騙されたと思ってまずは手にとってみてください。
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