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» 2009年12月14日 20時45分 公開

終わりなき詩? 「PG ダブルオーライザー」制作記 (2/2)

[吉川拓希とチーム・バードマントライアル,ITmedia]
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 製作を開始してから2回目の朝を迎えるあたりになると、若いガンダムマイスターたちも疲れの色が濃くなる。しかし、製作ペースは落ちない。ガンダムとは、ここまで人を熱くさせるものなのか。「俺、これが完成したら好きな子に告白する」と、奇妙なフラグを立てるやつまで出てくる中、それにツッコミを入れることもなく、黙々と製作は続く。

 中でも苦労したのは、肩部/腕部/脚部の各関節にある「GNコンデンサー」と呼ばれる部位だ。関節の稼働にパーツを押し込みながら動かすクラッチ機構が採用されており、重い武器を持たせても腕が下がらずに姿勢を保持することが可能になっている。

photophoto 脚部のクラッチ機構。間接の横にあるボタンを押すと自由に曲がり、任意の角度で止めることができる(左)。クラッチ機能のおかげでかなりアクロバティックなポーズも可能になっている(右)

 とくにこの可動部周辺は、パーツのバリ取りが甘いと装着すらできないほどデリケートに作られており、バリ取りをいい加減にやっていたあるマイスターに非難の目が集まる。やはり紛争は根絶できそうにない。

俺がガンダムだ

 ――おい、もうすぐ完成だ。寝るな!

 「はは、先にいってるぜぇ……」

 連続の徹夜に耐えきれず、次々と散っていくマイスター達。

photo ガンダムに駆逐されたマイスター

 2回目の朝を迎えるころ、貴重な休日をガンプラに捧げてくれたマイスターたちのおかげで、ついに完成させることができた。持つべきは友である。

photophoto (C)SOTSU・SUNRISE・MBS
photophoto

 今回は、とくにスミ入れや塗装はしていない。素人がよってたかって作ってもこの完成度である。可動範囲もかなり広く、武装パーツ数も豊富なので劇中のお気に入りシーンを再現することができる。

photophoto 肩には、内部のフライホイールが回転すると同時にLEDが緑色に光るギミックを搭載。額も緑色に光る

 ガンダムだけでなくオーライザーという戦闘機も同梱されており、これらは合体させることが可能だ。1/60の大きさということもあり、存在感はかなりのもの。しかし合体させるとバランスをとるのが難しくなるため、初回特典の台座キットに装着することをオススメする。

photophoto ガンダム&オーライザー。初回特典の台座にセットした状態(左)。コックピットの中まで再現(右)。

 今回、製作するにあたってそれぞれのパーツにかかった製作時間を計測してみた。以下がその結果である。

パーツ 制作時間
脚部(片足) 5時間
腕部(片腕) 4時間
腰部 2時間
胸部 6時間
頭部 2時間
オーライザー 4時間
そのほかのパーツ 1時間

 合計で約33時間もかかる計算になる。今回は同時に複数人数で製作したため25時間ほどで完成したが、相当のボリュームがあることがお分かりいただけるだろうか。

 パーツ数が多いので作るのは大変だが、初心者でも楽しく(?)組み立てることができた。苦労したぶん、完成した時の達成感はかなりのものだ。

 ――みんな、ありがとう。ガンダムマイスターは1人じゃないんだな。

 「じゃ、お礼は物理的に」

 パーフェクトグレードを作ったことがない方は、年末年始に挑戦してみてはいかがだろうか。

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