東芝は12月21日、専用メガネなしで3D映像を視聴できる液晶テレビ“グラスレス3Dレグザ”「GL1シリーズ」の発売日を発表した。12V型の「12GL1」を12月22日(水)、20V型の「20GL1」は12月25日(土)に発売する予定だ。
グラスレス3Dレグザは、インテグラルイメージング(光線再生)方式を採用した3Dテレビ。“かまぼこ型のレンズ”を多数並べた垂直レンチキュラーシートを液晶パネルに装着し、そこにアングルが異なる9枚(9視差)の映像を同時に映し出すと、左右の目が異なる映像をとらえて立体感を得る仕組みだ。
このため、東芝ではCELL REGZAで開発した2D→3D変換技術にくわえ、リアルタイムに9つの映像(9視差)を生成する専用LSIを独自開発。Cell Broadband Engineをコアとして、専用の多視差変換LSIを複数備えた「グラスレス3D専用CELLレグザエンジン」(20GL1の場合)により、通常のテレビ番組や外部入力映像をすべて3D表示できる。
2機種とも外付けUSB HDD録画に対応し、最大4台までの同時接続をサポート。12V型ではフォトフレーム的な使い方を想定してSDカードスロット(JPEG、AVCHD対応)も備えた。価格はオープンプライスだが、店頭では20GL1が24万円前後、12GL1は12万円前後になる見込みだ。
また、あわせて12V型「12GL1」の年間消費電力量を66kWh/年(省エネ法に基づき映像メニュー「標準」で測定)に訂正した。両製品とも2010家電エコポイントは非該当製品となる。
型番 | 20GL1 | 12GL1 |
---|---|---|
チューナー構成 | 地上デジタル×2、BS/CS110度デジタル×2 | 地上デジタル×1、BS/CS110度デジタル×1 |
表示画素数(パネル画素数) | 1280×720画素(829万4400画素) | 466×350画素(147万画素) |
コントラスト | 550:1 | 500:1 |
推奨3D視聴距離 | 90センチ | 65センチ |
入力端子 | HDMI×4、アナログビデオ入力×1、光デジタル音声出力、HDMIアナログ音声入力、ヘッドフォン、USB、LAN | HDMI×1、アナログビデオ入力×1、ヘッドフォン、USB、LAN、SDカードスロット |
外形寸法(スタンド含む) | 640(幅)×410(奥行き)×1010〜1120(高さ)ミリ | 337(幅)×200(奥行き)×272(高さ)ミリ |
重量 | 約30.5キログラム | 約3.6キログラム |
消費電力 | 230ワット | 46ワット |
年間消費電力量 | 330kWh/年 | 66kWh/年 |
実売想定価格 | 24万円前後 | 12万円前後 |
発売時期 | 12月25日 | 12月22日 |
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