もうひとつの機能がナイトライトモードだ。これは設置したコンセントの周囲が暗くなると自動的にナイトライトが点灯するモードで、携帯灯として使う場合よりも減光した状態で点灯する。
この場合、LIGHTボタンの下にある「ゆれタンちゃんmini」のロゴの右横にある月の形をしたランプがオレンジ色で点灯し、ナイトライトモードであることを知らせる。ナイトライトモードは解除することも可能で、この場合は壁コンセントに差し込んだ状態でLIGHTボタンを2秒以上押す。再びナイトライトモードに戻したいときは、LIGHTボタンをもう一度2秒以上押せばOKだ。ちなみにロゴの左横にある星型の窓が明るさを検出する光センサーとなっている。
ナイトライトの点灯機能はけっこう便利で、夜中でも真っ暗闇にならず重宝する。説明書によると、消費電力は待ち受け時・通常ライト点灯時・ナイトライト点灯時のいずれの場合も0.3Wで、ナイトライトを消したからといって消費電力が低くなるわけではないようだ。
なお、今回の震災のように節電が必要となった場合はとくに、「ゆれタンちゃんmini」のように常に電力を消費するものは、必要のない昼間はコンセントから外してできるだけ使用を控えたほうがいいだろう。
このように「ゆれタンちゃんmini」は多彩な使い方が可能だが、操作はLIGHTボタンひとつで実に単純明快である。とくにコンセントから外すだけで自動点灯する機能およびナイトモードの使い勝手は秀逸で、ホテルなどに備え付けの常夜灯のように使える。今回はmini版のJHB-1を紹介したが、例えば寝室では、地震時にサイレンの鳴るJHA-1を使用し、居間にはJHB-1を使用するなど、複数台を購入して使い分けるのもアリだ。
不満な点は防水仕様ではないことと、バッテリーの寿命が2年と短いことくらいだ。ナイトライトモードが便利なので、寝室や居間以外のさまざまな場所でも使いたくなるが、洗面所や脱衣所など水に濡れる可能性のある場所では使えないので注意しよう。
バッテリー寿命についてはもう少し長いと助かるのだが、使い方が使い方だけにリフレッシュさせる機会などもほとんどないだろうし、仕方ないともいえる。購入した方は、いざ停電になったときに3時間以上使えるようにしておくためにも、定期的にバッテリーを交換するのをお忘れなく。
「ゆれタンちゃんmini」のような商品をあらかじめ手元に置くことは、いざというときの保険にもなるだけでなく、日頃の防災意識を高めるのにも役立つ。防災用ライトを持っていない人は、ぜひ購入を検討してみてはいかがだろうか。
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