パナソニックの“EVERLEDS”「LDA9L-H」は電球色で650ルーメンの明るさを誇る大光量モデルだ。昨年11月に発売された同製品は、同社のLED電球の特徴である軽量・コンパクトなボディーはそのままに、電球色のLED電球としてはトップクラスの明るさを実現している。
今回の特集で取り上げたLED電球一覧(電球色、7〜9ワットクラス) | 消費電力 | 全光束 | 購入時の価格 |
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NECライティング“LIFELED'S”「LDA8L」 | 7.5ワット | 405ルーメン | 1780円 |
三菱電機オスラム“PARATHOM”「LDA7L-H」 | 6.9ワット | 405ルーメン | 1980円 |
パナソニック“EVERLEDS”「LDA7LA1」 | 6.9ワット | 450ルーメン | 2380円 |
シャープ“ELM”「DL-LA42L」 | 7.8ワット | 485ルーメン | 2380円 |
日立アプライアンス「LDA7LA」 | 7.3ワット | 350ルーメン | 2380円 |
東芝ライテック“E-CORE”「LDA7L」 | 7.2ワット | 485ルーメン | 2380円 |
パナソニック“EVERLEDS”「LDA7L-G」 | 7.2ワット | 390ルーメン | 3480円 |
シャープ“ELM”「DL-LA62L」 | 9.8ワット | 610ルーメン | 4380円 |
東芝ライテック“E-CORE”「LDA9L」 | 9.4ワット | 650ルーメン | 4480円 |
パナソニック“EVERLEDS”LDA9L-H」 | 9.2ワット | 650ルーメン | 4480円 |
まとめ:シチュエーション別、LED電球“使える”ランキング | |||
今回の特集では、すでに6〜7ワットタイプとして従来型の「LDA7L-A1」を紹介しているが、「LDA9L-H」は配光角が従来型の製品だ。このタイプは軽量・コンパクトなボディが特徴だが、LDA9L-Hも外径55ミリ・全長105ミリと、LDA7L-A1とまったく変わらないサイズとなっている。外径55ミリというサイズは白熱灯とほぼ同じなので、ほかのメーカーでは取り付けることができない照明器具でも、このシリーズなら取り付けられる可能性が高い。店頭で見ると分かるが、パナソニックの従来型はパッケージからして他社製品よりも少し小さい。
もちろんパナソニック製品ということで、密閉形器具に対応しているのも魅力だ。電球色タイプで650ルーメンを達成しているLED電球というと、前回紹介した東芝ライテックの「LDA9L」があるくらいで、他社ではほとんど見かけない。それだけの明るさにもかかわらず、下位機種と同じように密閉形器具にも使用可能なレベルの発熱に抑えているのは立派だ。
この発熱の低さはパナソニック独自の放熱技術により実現したもので、放熱部分をアルマイト加工にして表面放射率を向上させて、LEDパッケージと本体とを緊密に接合させることで熱伝導性を高めている。フィンレスですっきりとした形状は同社ならではのデザインで、似たような形の多いLED電球の中でも、パナソニックのこのシリーズだけはすぐに見分けられるほど特徴的だ。
消費電力は東芝ライテックのLDA9Lが9.4ワットであるのに対して、LDA9L-Hは9.2ワットと、0.2ワットだけ省エネだ。重さも下位機種のLDA7L-Gと同じく100グラムと軽量である。なお、断熱材施工器具や調光器具には対応していない。ヨドバシカメラマルチメディアAkiba店での実売価格はLDA9Lと同額の4480円だ。
今回の特集では、トイレ・廊下・リビング(和室)・果物・ライトスタンド(洋室)の5パターンで撮影した。比較に使用したのはパナソニック製の白熱灯(60ワット)である。
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