以前から軽量・コンパクトかつ低発熱が特長のパナソニック製LED電球。その最新モデルが“EVERLEDS”「LDA7L-G」である。従来型のLED電球よりも大幅に配光角が広がり、ソケットの根本方向も明るく照らすことができるのが特長だ。
今回の特集で取り上げたLED電球一覧(電球色、7〜9ワットクラス) | 消費電力 | 全光束 | 購入時の価格 |
---|---|---|---|
NECライティング“LIFELED'S”「LDA8L」 | 7.5ワット | 405ルーメン | 1780円 |
三菱電機オスラム“PARATHOM”「LDA7L-H」 | 6.9ワット | 405ルーメン | 1980円 |
パナソニック“EVERLEDS”「LDA7LA1」 | 6.9ワット | 450ルーメン | 2380円 |
シャープ“ELM”「DL-LA42L」 | 7.8ワット | 485ルーメン | 2380円 |
日立アプライアンス「LDA7LA」 | 7.3ワット | 350ルーメン | 2380円 |
東芝ライテック“E-CORE”「LDA7L」 | 7.2ワット | 485ルーメン | 2380円 |
パナソニック“EVERLEDS”「LDA7L-G」 | 7.2ワット | 390ルーメン | 3480円 |
シャープ“ELM”「DL-LA62L」 | 9.8ワット | 610ルーメン | 4380円 |
東芝ライテック“E-CORE”「LDA9L」 | 9.4ワット | 650ルーメン | 4480円 |
パナソニック“EVERLEDS”LDA9L-H」 | 9.2ワット | 650ルーメン | 4480円 |
まとめ:シチュエーション別、LED電球“使える”ランキング | |||
LDA7L-Gの配光角は300度と、白熱灯に匹敵する角度を実現している。LED電球は以前から配光角の狭さが課題とされてきたが、パナソニックは2重反射構造のリフレクターを内蔵することで解決を図った(→天井も明るいLED電球、パナソニックが発表)。1段目と2段目に分かれた複雑な形状のリフレクターに光が反射され、ソケットの根本方向にも光が行き渡るように工夫されている。
デザインについては、外径が細く全長も短めだった従来型とは大きく異なる。グローブが丸く膨らんだ形となり、少し頭でっかちな印象だ。外径は60ミリと太くなり、全長も112ミリと長くなっている。ただし重量については、グローブがガラスから樹脂製へと変更されたことにより、100グラムから85グラムへと軽量化された。
放熱フィンのないすっきりとしたデザインは健在で、グローブが大きくなった分だけ相対的に放熱面積が狭くはなったものの、内部回路の配置を見直すことで発熱が抑えられており、従来型と同じように密閉形器具でも使用可能だ。全光束は390ルーメンで、消費電力は7.2ワット。従来型の「LDA7L-A1」が450ルーメンで6.9ワットだったことに比べると全光束は下がったが、配光角重視という製品の性格上、仕方ないともいえる。
ちなみにLDA7L-Gの発売後も従来型は継続して併売され、LDA7L-Gは「全方向タイプ」と呼ばれて区別される。パナソニックのLED電球は性格の異なる2種類をそろえる多彩なラインアップとなるわけで、ユーザーはこの2タイプを使い分けることができる。なお、本製品は調光器具や断熱材施工器具などには使用不可で、定格寿命は従来通り4万時間となっている。
それでは実際に取り付けて試してみよう。今回の特集では、トイレ・廊下・リビング(和室)・果物・ライトスタンド(洋室)の5パターンで撮影した。比較に使用したのはパナソニック製の白熱灯(60ワット)である。
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