パナソニックのLED電球というと3月中旬に新製品の“EVERLEDS”「LDA7DG」が発売されたばかりだが、今回取り上げるのは従来型の「LDA7L-A1」だ。この特集では後ほどLDA7DGも紹介するが、まずは価格の安い従来型を取り上げる。新製品と従来型のもっとも大きな違いは配光角だが、従来型のほうが配光角が狭いとはいえ、ほかの一般家庭用LED電球と比べて大きく劣るわけではなく、使う場所によってはむしろ従来型のほうが適している場合も少なくない。
今回の特集で取り上げたLED電球一覧(電球色、7〜9ワットクラス) | 消費電力 | 全光束 | 購入時の価格 |
---|---|---|---|
NECライティング“LIFELED'S”「LDA8L」 | 7.5ワット | 405ルーメン | 1780円 |
三菱電機オスラム“PARATHOM”「LDA7L-H」 | 6.9ワット | 405ルーメン | 1980円 |
パナソニック“EVERLEDS”「LDA7LA1」 | 6.9ワット | 450ルーメン | 2380円 |
シャープ“ELM”「DL-LA42L」 | 7.8ワット | 485ルーメン | 2380円 |
日立アプライアンス「LDA7LA」 | 7.3ワット | 350ルーメン | 2380円 |
東芝ライテック“E-CORE”「LDA7L」 | 7.2ワット | 485ルーメン | 2380円 |
パナソニック“EVERLEDS”「LDA7L-G」 | 7.2ワット | 390ルーメン | 3480円 |
シャープ“ELM”「DL-LA62L」 | 9.8ワット | 610ルーメン | 4380円 |
東芝ライテック“E-CORE”「LDA9L」 | 9.4ワット | 650ルーメン | 4480円 |
パナソニック“EVERLEDS”LDA9L-H」 | 9.2ワット | 650ルーメン | 4480円 |
まとめ:シチュエーション別、LED電球“使える”ランキング | |||
パナソニックのLED電球は、数あるLED電球のメーカーの中でも特長が際立っている。1つは軽量・コンパクトであること。LDA7L-A1は55(外径)×105(全長)ミリで、今回の特集で取り上げる10機種の中では随一の小ささだ。さすがに白熱灯に比べると全長が長いが、LED電球同士で比べてみると他メーカーとは別次元のサイズである。重さについても、ガラス製グローブを採用しているにもかかわらず100グラムと軽量だ。
もう1つの特長は、密閉器具に対応していること。これは発熱量が低いパナソニックならではの大きな魅力だ。密閉器具に対応した電球色のLED電球は東芝の「LDA6L/2」や日立の「LDA4L」くらいで、ほかではあまり見かけない。しかしパナソニックの一般家庭用LED電球はすべてが対応している。浴室照明や門灯などにLED電球を使おうと思ったら、パナソニック製は有力な選択肢となるだろう。
形状はグローブの面積が小さい独特のデザインだ。外径が他社のLED電球に比べると細いので、他社では取り付けられない特殊な器具でも、パナソニックのこのシリーズであれば取り付けられる可能性がある。
全光束は450ルーメンと、このクラスにしては明るいが、それでいて消費電力は6.9ワットと低い。パッケージには、ランプ単体で白熱灯の30〜40ワット相当、ダウンライト器具で使用した場合は60ワット相当と表記してある。購入価格は東芝やシャープの同クラスに比べてわずかに安いが、NECのLDA8Lのように格安というわけではない。調光機能付き器具や断熱施工器具には非対応で、定格寿命は4万時間となっている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR