一般家庭用のLED電球が普及し始めたのはここ数年の出来事だが、そのきっかけの1つが2009年7月にシャープが新規参入したことだと言われている。それまでの製品よりも大幅に安い価格を引っ提げて現れたシャープの“ELM”(エルム)シリーズは、その後も着実に進化を続けている。
今回紹介する「DL-LA42L」は、そんなシャープの現行最新モデルだ。シャープのLED電球は調光器具対応モデルや調色・調光モデル、ボール電球タイプなど幅広い種類がそろっているが、DL-LA42Lは調光器具に対応していないスタンダードなタイプである。
今回の特集で取り上げたLED電球一覧(電球色、7〜9ワットクラス) | 消費電力 | 全光束 | 購入時の価格 |
---|---|---|---|
NECライティング“LIFELED'S”「LDA8L」 | 7.5ワット | 405ルーメン | 1780円 |
三菱電機オスラム“PARATHOM”「LDA7L-H」 | 6.9ワット | 405ルーメン | 1980円 |
パナソニック“EVERLEDS”「LDA7LA1」 | 6.9ワット | 450ルーメン | 2380円 |
シャープ“ELM”「DL-LA42L」 | 7.8ワット | 485ルーメン | 2380円 |
日立アプライアンス「LDA7LA」 | 7.3ワット | 350ルーメン | 2380円 |
東芝ライテック“E-CORE”「LDA7L」 | 7.2ワット | 485ルーメン | 2380円 |
パナソニック“EVERLEDS”「LDA7L-G」 | 7.2ワット | 390ルーメン | 3480円 |
シャープ“ELM”「DL-LA62L」 | 9.8ワット | 610ルーメン | 4380円 |
東芝ライテック“E-CORE”「LDA9L」 | 9.4ワット | 650ルーメン | 4480円 |
パナソニック“EVERLEDS”LDA9L-H」 | 9.2ワット | 650ルーメン | 4480円 |
まとめ:シチュエーション別、LED電球“使える”ランキング | |||
シャープのLED電球はスタンダードタイプが3種類に分かれている。DL-LA42Lはラインアップの中間に位置する製品で、消費電力は7.8ワット、全光束が485ルーメンというスペックだ。ちなみに下位クラスの「DL-LA32L」は7.5ワットで全光束が380ルーメンとなっており、それに比べるとわずか0.3ワットの電力の差で105ルーメンも明るさが増している。店頭価格もDL-LA32Lが1980円だったのに対して、DL-LA42Lは2380円と400円の差で、消費電力を考えるとDL-LA42Lのほうがお得感が高い(購入時の店頭価格)。
サイズは60(外径)×109(全長)ミリとLED電球としては標準的な大きさだが、重さは85グラムと軽量な部類に入る。デザインについてはシャープ独特の白い放熱フィンが特徴的だ。
パッケージを見ると全光束が「電球40ワット形相当」と表記されており、同時に白熱電球との光の広がり方の違いも説明している。「LED電球は直下の明るさに優れています」という注意書きも入っているので分かりやすい。密閉型器具や調光器具には非対応せず、設計寿命は4万時間となっている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR