「KOSS」ブースでは、ハウジングの真横からケーブルが伸びたユニークなインイヤーモニター「KEB40 INSIDER」をはじめ、耳掛け式イヤフォン「KSC12」など、日本未発売の個性的なイヤフォンを多数出展示している。同社では「国内ユーザーの反応を見て販売を決めたい」(同社)としており、価格などの詳細は未定だ。
PCオーディオや高音質楽曲配信サービスの充実を背景として、ヘッドフォン/イヤフォンばかりではなく、ヘッドフォンアンプやケーブル類といった周辺機器も充実しつつある。今回のヘッドフォン祭りでも、ユニークな周辺機器をいくつも見ることができた。
ラトックシステムが6月に発売する「RAL-PS0514」は、電源供給が不安定になりがちなPCのUSB端子に代えて、100ボルト電源(コンセント)からDC5ボルトを作り出すという電源ユニットだ。背面にUSBの入力と出力を備えており、USBオーディオやヘッドフォンアンプといったデバイスに対して、ノイズの少ないトランス方式の電源をバスパワー供給できる。またUSBのデータラインにもESDノイズフィルターを搭載しており、静電気ノイズを除去。「電源を変えれば音質も変わる。電源コネクターにはメガネ型を採用しており、ACケーブルの違いによる音質の変化も楽しめる」(同社)。価格は5万6000円。
一方、ボーカロラインのブースには、「自作っぽい遊びができるUSB DAC」が展示されていた。同社は、Hi-Fiオーディオ機器の開発に携わっていた開発者とともに新ブランド「KEY SOUND」を立ち上げる方針で、その第1弾となるのがUSB DACの「UDA923BF」だ。同機はHi-Fi音質再生にこだわったアナログ設計が特長だが、さらに出力段にOpAmp(オペアンプ)とトランジスターバッファーの両方の回路を持つユニークな仕様とした。「標準仕様では、トランジスターバッファを使用しているが、ユーザーの好みでオペアンプに変更できる。好みのオペアンプをパーツショップなどで購入し、付け替えて楽しんでほしい」(同社)。
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