ソニーは5月15日、スマートフォンなどを充電できるUSB端子付きのモバイルバッテリーに、新たに停電発生時などに役立つ“手回し充電器”が付属した「CP-A2LAKS」を発表した。あわせて、単三形充電池など計12機種を新「サイクルエナジー」シリーズとして6月20日に発売する。
昨年春に登場した「CP-A2LS」のリニューアルモデル。格納式のACプラグを備えたAC充電部、2つのUSB端子を備えた充電式リチウムイオン電池“USB出力部”に加え、新たに手回しハンドル付きの“手回し発電入力部”が付属する。
バッテリー容量は従来機と同じ4000mAhで、スマートフォンを約2回満充電にできる。ただし、USB出力を最大1アンペアから1.5アンペアに向上させており、従来は約310分間かかっていたスマートフォンの充電が新製品では約130分と、約58%の短縮を実現している。さらにUSB端子を2つに増やし、スマートフォンなどを2台同時に充電することも可能だ(この場合は合計1.5アンペア出力)。バッテリー本体の充電回数は約500回となっている。
充電モードが2種類に増え、より幅広い機器への充電に対応した点も特長。「MODE1」は、スマートフォンやタブレット、ウォークマンなどに充電できる通常モード。一方の「MODE2」は、充電にUSB認証を必要とする機器(PS3のコントローラーなど)に対応したモードになっている。モード切替は、「MODE2」表示ランプがオレンジに点灯するまでオン/オフボタンを長押しすればいい。
手回し発電器は、充電池を使いきってしまった場合などにハンドルを回して発電するというもの。ソニーによると、約3分間の手回し充電により、スマートフォンで約1分間の通話、5分間回せば約1分間のWebブラウズが可能になるという。
外形寸法は、手回し発電部が58(幅)×92.1(高さ)×48.2(奥行き)ミリで重量が約126グラム。AC入力部は58×56×21.5ミリで約45グラム。バッテリー本体(USB出力部)は58×84.5×26.4ミリ、重量は約145グラムとなっている。
このほか、製品ラインアップとして、CP-A2LAKSから手回し発電入力部を省いた「CP-A2LS」や、約3000回充電できる単三形充電池、充電器と単三形充電池のセットなどを用意している。
ラインアップの概要と実売想定価格は下表の通り。
型番 | 概要 | 実売想定価格(※) |
---|---|---|
CP-A2LAKS | 手回し充電対応ポータブルUSB電源 | 8000円前後 |
CP-A2LA | ポータブルUSB電源(AC充電専用) | 4500円前後 |
CP-A2LAS | ポータブルUSB電源(AC充電専用)スマートフォン用 | 4500円前後 |
NH-AA-2BRA | 単三形サイクルエナジー シルバー 2本入り | 500円前後 |
NH-AA-4BRA | 単三形サイクルエナジー シルバー 4本入り | 900円前後 |
NH-AA-8BRA | 単三形サイクルエナジー シルバー 8本入り | 1700円前後 |
BCG34HW2R | コンパクト充電器セット | 1000円前後 |
BCG34HW24K | コンパクト充電器セット、 | 1000円前後 |
BCG34HS2RA | コンパクト充電器セット | 1300円前後 |
BCG34HH4R | スタンダード充電器セット | 1600円前後 |
BCG34HH4K | スタンダード充電器セット | 2000円前後 |
BCG34HRE4RA | リフレッシュ機能付き急速充電器セット | 3000円前後 |
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR