使い方は、焼き加減を調整してから焼き穴にパンを入れて昇降レバーを引くだけでスタートする。ただしこの製品の内部には防錆材が使われており、買ってから最初に使用する前に一度、パンを入れずに空焼きするよう注意書きが記されている。空焼きをしないで使うと防錆剤がパンに付着する恐れがあるらしい。
あとはパンを入れて焼くだけだ。実際に焼いてみたが、簡単に顔文字の形を焼き上げることができた。食べてみると、焦げている部分はもちろん、白い部分も適度にサクサクしていておいしい。
1枚だけ焼く場合と2枚同時に焼く場合とで焦げ目の濃さが変わってくるので、最初は色々と調整ダイヤルを動かして、好みの焼き加減になるようにダイヤルの位置を探る必要がある。また、パンは標準的な食パンにちょうど合う大きさなので、細長い形のものだと顔文字の端が切れてしまう可能性もあるので注意が必要だ。
なお、この製品には底フタも付いており、底フタを止めているネジを外して手前に引くと開くことができる。トースターを使い続けていると内部にパンくずが溜まってくるので、その際は底フタを開けて本体を振ってパンくずを出す。終わったらフタを閉じてネジを締めるだけでOKだ。
不満は前述した通り、パワーが少々物足りないこと。最近のポップアップトースターは900ワット以上のものが多いので、それに比べると650ワットのこの製品はどうしても非力だ。ちなみに焼き時間については、焼き加減の調整ダイヤルを最大にした状態で実測で2分55秒と、少々長めだ。
この点に納得がいくのであれば、この手の顔文字が好きな人にはおすすめだ。構造はシンプルで普通のポップアップトースターととくに変わらず、メンテナンスもしやすいので長く使えそうだ。新生活を始めるにあたってトースターを探している人は、ふつうとはひと味違ったこの製品を使ってみてはいかがだろうか。
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