RCカーやスロットカーで知られる京商ブースには、なぜか掃除用具がそろっていた。
同社は昨年、ゴミ箱型のRCカー「おもしろRC ゴミバGO!」とモップ型の「おもしろRC SUBO!モップ」を発売。「一気に1万台くらい売れた」という人気商品になった。
2000円という低価格を実現したのは、RCカーのシャーシを流用したため。さらにゴミ箱やモップにしか見えない外観にするコダワリもヒットの要因ではないかと担当者は分析する。ただし、キレイに掃除できるかどうかは「操作する人次第」だ。「中にはまじめに使っている人や、ネコの玩具にしている人もいるようです」(同社)。
今年5月には、自走式の「SUGO!モップ!ミニ」をラインアップに加えた。一回り小さいモップは、ユーザーがコントロールする必要がなく、勝手に部屋の中を動き回って掃除してくれる。説明だけ読むとロボット掃除機そのままだが、同社ではそうは表現していない。
「裏を見れば分かりますが、障害物にぶつかったら行けるほうに方向転換するだけのシンプルな作り。それも模型の世界では昔からある機構です。センサーも搭載していませんし、ロボットなどとは言えません。“怠慢グッズ”です」。さすが実売1500円。
そんな怠慢グッズシリーズのニューフェースが、「R/C COMEティッシュ!」だ。ゴミ箱同様、ティッシュ入れみたいなボディー。ゲーム機タイプのコントローラーを使い、必要なときにティッシュを手元に呼び寄せることができる。価格は2000円前後になる見込みだ。
そして待望のアイテム、ロボット掃除機“型”の「チリSanpo♪♪」が年内にも登場する予定。どこかで聞いたようなネーミングはさておき、裏返してみると案の定RCカーのシャーシとモップが入っていた。
「繰り返しますが、ロボット掃除機ではありません。怠慢グッズです」(同社)。
京商ブースからもう1つ。9月上旬に発売する「ネオンメッセンジャー」は、空を飛びながらメッセージを表示できる新機軸の赤外線ヘリコプター。
付属のごついコントローラーで英数7文字までのメッセージを入力可能。回転するヘリのローターにあわせ、残像で文字を描き出す仕組みだ。英字は大文字に限られるなどちょっとした制約もあるが、アイデア次第でさまざまな使い方ができるだろう。
「パーティーの余興、愛の告白などにどうぞ」(同社)。
ただし、墜落のリスクも忘れずに。
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