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気になる電気料金を“見える化”――「ワットモニター」橘十徳の「自腹ですが何か?」(2/2 ページ)

» 2014年08月07日 22時18分 公開
[橘十徳,ITmedia]
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積算電気料金を見て節電に役立てる

 コンセントの差込口は本体側面に付いている。横に差す形となるので、大きめのACアダプターを挿す場合は壁に干渉することもある。その場合は延長ケーブルなどを使えばいい。

 計測する電気製品のプラグを本体のコンセントに差した上で、ワットモニターのプラグをコンセントに差し込む。そのまま接続した機器の電源を入れれば計測が開始される。また、電源OFFの状態でも待機電力を計測できる。

機器のプラグを差すと計測開始

 デフォルトで表示されるのは、接続した電気製品が現在消費している「瞬時電力量」(WまたはkWで表示)と、接続した電気製品が消費した電力の積算値を表示する「積算電力量」(kWhで表示)で、表示切替ボタンを押すたびに切り替わる。

 このほか、「電気料金(1時間あたり)」(瞬時電力量をもとに計算した電気料金の目安)および「積算電気料金」(積算電力量をもとに計算した電気料金の合計)の組み合わせと、「使用時間」および「CO2排出量」(積算電力量をもとに計算したCO2排出量)との組み合わせに切り替えられる。

電気料金と積算電気料金。これをチェックすれば節電意識も高まるかもしれない

常時使うのに最適な検電器

 実際にさまざまな機器を計測してみたが、電力量や電気料金を問題なく確認できた。3Dプリンタを計測すると、消費電力が結構こまめに増減しているのが分かって面白い。エアコンなどに接続して表示を電気料金モードにしておけば、家族に節電を意識させる効果もあるだろう。

使用時間とCO2排出量

 上述したようにコンセントが側面にあるため、ACアダプターの場合は見た目が悪いが、普通のコンセントプラグをさす分にはスマートで、見た目も違和感はない。ワットチェッカーなどに比べて軽量・コンパクトで、ディスプレイの表示も見やすいので、高齢の方でも使いやすいと思う。暑い日が続く今日この頃、エアコンなどの電気料金が気になる人にもおすすめだ。

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